京都一区の各地で「北陸新幹線『延伸』ストップ! 集中宣伝」で訴え
2024年09月22日
21日、京都一区内(上京区・ハウディ鞍馬口、中京区と下京区・四条大宮、南区・京都駅八条口)で「北陸新幹線『延伸』ストップ! 集中宣伝」を実施。井坂博文衆院京都1区予定候補と一緒に訴えました。
一ヵ所目のハウディ鞍馬口では、地元の、さこ祐仁府会議員が北陸新幹線延伸の問題点を訴え、玉本なるみ市会議員が司会を担当しました。
井坂氏は、1区内のお豆腐屋さんや和菓子屋さんを訪問した内容を紹介。「京都の地下水が枯渇することになれば、京都の産業と生業は成り立たない」と強調し、「ゼネコンを潤すだけの北陸新幹線ストップの願いは日本共産党と私に寄せていただきたい」と力強く訴えました。
写真下左が、さこ府会議員、井坂氏と私の間が玉本市会議員。
私は、この訴えを受けて「肝心なことは、この北陸新幹線延伸計画に対し、当初から今まで、いっかんして反対している政党は日本共産党だけしかないこと」と強調。国会で追及してきた点を踏まえて訴えました。
この計画の問題の第一は、「地下水への甚大な影響がある」として、「京都市内には18の豆腐屋、24の酒蔵、そば屋とうどん屋は680、そして烏丸六角から三条通りの間には饅頭屋町(まんじゅうやちょう)という地域もあり、それほどお茶と和菓子を大切にしたまちだ」と紹介し、「計画をごり押しし、京のまちの伝統的な産業と生業を壊す計画を進めれば、後世に大きな汚点を残す」と指摘しました。
(饅頭屋町とは、中京区の烏丸通(からすまどおり)に沿って三条通から六角通までの一帯の地域。お饅頭屋さんが多かったことが由来)
また問題の第二に、「採算性の問題」を指摘。「私が国会でこの問題を取り上げた時、政府や京都府・市は総費用を2.1兆円と説明してきた。その当時でも石川県の自民党県議は4兆円はかかるとしてきた。これが現在、国交省は5.3兆円としている。こんな途方もないムダ遣いを30年もかけてやるといっている。費用対効果(B/C)は、工事着工の要件である1以上を超えることはとても考えられない」と強調しました。
写真は、四条大宮で訴える私。
四条大宮では、井坂さんの訴えの途中に、「井坂・倉林ジャンボのぼり」が到着。
私がもって、井坂さんが訴えました。
北陸新幹線に反対する南区連絡会の木村さん(元国鉄労働者・国労京都委員長)もマイクを握り、「東海道新幹線は、学者や知識人の参加も得て、できる限り地上で建設することが議論・確認された。だからこれまで一度も大事故は起こっていない」と強調。「地震大国・日本で、大部分が大深度地下を通る北陸新幹線、こんな危険な代物はない」と訴えました。
マイクを握るのが木村さん、私の右が、四条大宮で司会を担当した平井良人京都市会議員。
私は、木村さんの訴えを受け、第三に「安全性とか今日は回にも大きな問題がある」と指摘。「重大事故となった熱海の土石流災害の百倍以上の大量の残土を排出する、しかも排出残土の3割に猛毒のヒ素が混じっていることが既に判明している」と紹介。「さらに、当時、東海道新幹線の丹那トンネルの難工事では、何と芦ノ湖の3倍もの湧水が溢れだし、これとのたたかいに大変な年月を費やしただけでなく、特産品のわさび栽培や水田耕作は一切できなくなった」と、環境に与える重大な影響に言及しました。
また、北陸新幹線「延伸」計画が、その8割を大深度地下ですすめられようとしている背景に、「東京外環道の陥没事故で問題となった大深度地下法がある」と指摘。「この問題でも、いっかんして反対してきたのは日本共産党だ」と強調し、比例での日本共産党の躍進と京都一区での井坂予定候補の勝利を呼びかけました。
写真は、京都駅八条口(南区)で訴える井坂氏。私の左が森よしはる府会議員。司会は、森田ゆみこ市会議員が担当しました。