兵庫県尼崎市日本共産党後援会「躍進のつどい」で記念講演。

2024年01月31日

報告です。21日、兵庫県尼崎市で「日本共産党躍進のつどい」が開催されました。
第1部は、総選挙での日本共産党の躍進と、こむら潤・衆院比例予定候補(兵庫8区重複)の勝利をめざすつどいで、第2部の「政治集会」で、私が記念講演を行いました。

写真は、総選挙での日本共産党の躍進をと、決意を語り挨拶する、こむらさん。

 

 

私は、第一に「暮らしと安全は、政治の要」「能登半島地震災害を目の当たりにして、阪神淡路大震災の経験を思い起こそう」として、「災害対策に本当に与党と野党の差はないのか」という点について、お話しました。特に、住宅再建基本法制定について、政府は当初、「資本主義社会では個人の損失への補填はなじまない」と拒否していたこと、これを乗り越えて、全国2,000万人の署名、小田実さんらをはじめとする多くの市民運動、日本共産党の国会論戦らが結合して、法制定させた初めての事例である」ことを強調しました。

さらに、「岩手県では、達増拓也知事が復興の基本に憲法の『幸福追求権』を据えて、11年半も被災者の医療費を減免しているが、宮城県は2年半、政府は1年半で支援を打ち切った。ここには大きな差があるではないか」と紹介し、志賀原発の危険性、「万博よりも、被災地の復興、人的支援を」と強調しました。

 

 

第二に、「政治とカネ」の問題について、「求められているのは、派閥解消ではなくて、真相解明だ」と強調すると、会場から大きな拍手が起こりました。
その上で、国会での各委員会の委員長らの辞任や、総理や派閥の軋みが始まっていることを紹介。「国民世論が自民党政治を追い詰めている証左だ」と指摘。世論調査も紹介して、今こそ自民党政治そのものを終わらせよう」と呼びかけました。

 

 

第三に、第29回党大会や、私の国会での敵基地攻撃能力保有問題での論戦にも触れ、「二つのおおもとから政治をただす日本共産党の役割」について報告。「党大会は、①ジェンダー平等、②自民党政治を終わらせるたたかい、③「人間の自由」論の発展、④強く大きな党の建設について深めた画期的なものだった」と紹介。
マスメディア各社が「閉鎖的な共産党」などという一面的な報道しかできないことについて、「大会期間中、マスメディアは、全て公開された議事をつぶさに見ているではないか。開かれた大会であることは、マスメディア自身が一番よく知っているではないか。私たちがどれだけ民主主義的な討論を尽くしたか、みなさんはお分かりになると思う」と強調しました。

 

 

最後に、「兵庫県の共産党の革命的な伝統を大いに発揮して、総選挙に勝利しよう」として、①公害闘争や阪神淡路大震災復興の先駆的な取り組み、②「8時間労働制発祥の地」である戦前の兵庫労働者のたたかい。③日本農民組合の神戸での創立大会と県議選での全国初の議席、④神戸市の「海に墓標を 海員不戦の誓い」、⑤非核「神戸方式」以来48年間米艦船を入港させていないこと、核兵器禁止条約第1条に実ったこと、⑤八鹿高校事件など同和の不公正を許さない勇気あるたたかいを、一つひとつ紹介しました。どれも大きな拍手が起こりました。

 

 

結びに、「3日は福を呼ぶ節分。4日は立春。京都市長選挙勝利で政治に春を。みなさんの大きなお力添えを、京都へとお願いしたい」と訴えて講演を結びました。

 

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30日付の「しんぶん赤旗・近畿版」に掲載されました。