TPP特・審議中断。4野党国対委員長会談、「情報開示でまともな審議の環境を」要求。

2016年04月8日

8日、TPP(環太平洋連携協定)承認案を議論するTPP特別委員会は、政府側がまともな答弁を行わず、西川公也委員長の横暴な運営のため、5時間半以上にわたって審議が中断し、まともな審議が行われない事態が生まれました。

 

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西川委員長が出版予定の「TPPの真実」をめぐり、政府が国会への交渉当事者である甘利・フロマンの会談記録は黒塗りで情報開示しないのに著書には、政府が協力しているのではないかとの疑問に何ら答えようとしない態度で、国民の負託に応えた審議の要求を妨害しています。

この事態を受け、日本共産党、民進党、社民党、生活の党の野党4党は、緊急に国対委員長会談を開催しました。

野党4党は、西川委員長に対して公正な委員会運営を求めるとともに、著作「TPPの真実」を出版しようとしていた事実を認めることなど、審議を行う環境をつくるよう求めることを確認しました。

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私は、「西川委員長は、ゲラも出回っている自らの著作『TPPの真実』の存在とゲラを認め、審議の土台をつくることが肝要だ。理事会や委員会にもこの著作を配布して資料として扱わせるなどして、議論の素材とすべきだ」と、記者団に語りました。

休憩中、理事会が断続的に開かれ、日本共産党の畠山和也特別委員会委員は、「中断していた原因の解決をはかり、全党が審議に参加できる環境をつくるべきだ。委員長の職権で再開を強行すべきでない」と主張。

西川委員長は、野党が抗議する中で、委員会再開を職権で強行しました。この日予定されていた、日本共産党の笠井亮、畠山両議員の質問は、来週に持ち越されました。