左京区の洛北交差点で「街頭演説」//修学院七町会館「決起集会」で訴え
2022年12月7日
報告です。4日、京都市左京区の洛北交差点での「街頭演説」で、とがし豊京都市会議員、原田完京都府会議員団団長と訴えました。街頭演説には、地元在住の西山とき子・元参議院議員が参加。
修学院の七町会館での「党と後援会の決起集会」では、ひぐち英明市会議員と訴えました。決起集会の基調報告は、森下強視京都左京地区委員長が行いました(私は、東山の演説会のため、途中で退座。みつなが敦彦府会議員は体調を崩して欠席でした)。
写真は、洛北交差点で訴える富樫市会議員。手前が、西山とき子元参議院議員。
私は、「なぜ、今日、訴えに参ったのか」と切り出し、「それは来春の統一地方選挙で、日本共産党の、みつなが府会議員、そしてとがし豊氏をはじめ、市会議員の3議席を再び議会に押し上げてほしい、何としても勝たせてほしいからだ」と強調。
そして、京都府・市政にかかわって2点を強調しました。
第一は、「先ほども訴えがあったが、1万人規模のアリーナやホテル、飲食店など、東京の民間企業が中心になった北山エリアの大規模開発。大深度地下を掘り進める北陸新幹線延伸計画、これによる京の地下水と環境破壊に敢然と立ちはだかるのは日本共産党だけであり、この議席を伸ばすかどうかが今度の選挙で問われている」と力を込めました。
第二に、「自治体の『魂』とはなにか。国の悪政のもとで、地方自体はどうあるべきかそれは、住民の生活を下支えすること」と強調。「共産党ただ一党が応援している大山崎町では、住民の生活と暮らしを支えることで、人口が増え、地方交付金も税収も増えて、町財政も豊かになっている。2019~21年の3年間の民間調査、11万人規模のアンケートで『自治体幸福度ランキング』は、関西でナンバーワンだ」と紹介しました。写真は、宣伝前にパチリ(左端が、原田京都府会議員団長)。
国政問題については、「今日の政治と日本共産党の役割」として、4点を強調しました。
第一は、「コロナ禍の下で、いま問われているのは憲法25条どおりの医療・公衆衛生の拡充」と指摘し、「日本共産党は、病床削減、病院の統廃合計画に反対し、削減した保健所を元に戻せと主張する党。この党を伸ばしてこそ」として、「2021年、22年に連続して京都の公私立病院の院長が医療ひっ迫の事態に対し、イエローカード、レッドカードで窮状を訴えた、その要望を体現するのが日本共産党のたたかいだ」と強調しました。
第二に、「暮らしと経済の立て直しの提案を持つ党が日本共産党」だということです。
特に、岸田首相も「構造的な賃上げが必要」と言わざるを得ないことを指摘し、「それならば、中央最低賃金審議会の再改定の審議をすればいい。フランスでは、年に3回、物価上昇にあわせて最賃を上げているではないか」と強調。
また、「共産党と他党のどこが違うか。それは中小企業支援で賃上げすることを具体的に提案していること」として、「膨張し続ける大企業の内部留保の一部への時限課税10兆円を原資に中小企業をどんと応援すれば、最賃1500円を実現できる」と指摘。さらに、「公務員の非正規労働者や公定で賃金を定める保育士や介護労働者などケア労働者の賃上げなら、政府の決断ですぐにでもできる」と、党の具体的提言を紹介しました。写真は、みつなが府会議員・幹事長を先頭にした京都府議会での賃上げの論戦を紹介する原田団長。
第三に、「統一協会と政治の癒着一掃、被害者の救済をできる党は、統一協会とたたかい続けた日本共産党」という点です。
この点では、国際勝共連合の2017年の「自衛隊の明記、緊急事態条項の創設」という改憲案が、翌年の安倍改憲4項目と酷似していること、京都府・市会で統一協会の疑惑の「究明」と「被害者救済」の意見書に自民党が反対している事実こそ自民党の癒着の深さを証明していることを厳しく批判。
衆院外務委員会での私の論戦も紹介し、「50年来追及し続けてきた党、日本共産党の前進こそ」と訴えました。
最後に「平和と戦争の岐路に立つ日本。100年間、反戦・平和の旗を命がけで掲げ続けた党、日本共産党の出番の情勢」だということです。
特に、「敵基地攻撃能力の保有」で自公が合意し、軍事費2倍化を進める事態に、「京都新聞」が「社説」で、「まるで国を挙げて戦争に向かうためのような内容に驚かされる」「反撃能力の発動要件として、直接攻撃を受けた場合以外に密接な関係にある他国への攻撃も排除しない。これは米国の戦争に日本が参戦する道を開くことにならないか」「求められるのは、外交や国際協力と合わせた幅広い見地からの、戦争を避けるための防衛議論ではないか」と指摘していることを紹介し、「いまこそ平和の外交を、の訴えを確信をもって広げよう」と呼びかけました。