野党国対委員長会談。政府・与党の10 月4 日「総理指名のための」臨時国会召集は、憲法を踏みにじるものと抗議
2021年09月23日
22日、国会内で、定例の野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。
21日付で、加藤勝信官房長官から「10月4日に召集することを決定した。了承願う」との回答を文書が示されたことについて協議。
4野党が憲法53条に基づき、コロナ対策の議論を求める臨時国会に対し、首班指名選挙のために臨時国会開催で応じるとは欺瞞であり、国民を愚弄するもの、と批判。強く抗議することで一致。
私は、「7月16日、野党は一致して憲法53条に基づき『臨時国会揚州要求書』を提出した。政府与党は一顧だにせず80日間も放置。これ程あからさまな憲法違反があるだろうか。自民党の都合、しかも選挙を有利に進めたいとの思惑で総裁選を優先する。この憲法違反の政権をいよいよ変える時だ」とあらためて主張しました。
もう一点、緊急事態宣言にかかわる議院運営委員会が28日に開催されることを想定し、菅総理の出席を強く求めることで一致。
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野国連後共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が報告。
安住氏は、「4日召集の臨時国会は次の首相を選ぶための国会で、菅内閣への質疑は想定されていない」として、「我々が要求した臨時国会ではない」と批判。
そのうえで野党4党として「これは本来、われわれが要求した臨時国会ではない。にもかかわらず、こうした書面を送付してくることは、行政府のおごりであり、断じて容認することはできないので、強く抗議する」という声明を出すことを明らかにしました。
さらに、安住氏は、我々の要求に対して、「事実上のゼロ回答」として、「今度の臨時国会は全く似て非なるもので、政府・与党のおごりだ」と批判しました。
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政府からの回答文書は以下のものです。