野党国対委員長会談。「臨時国会は首相指名にとどまらず十分な審議を」一致して与党に要求
2021年09月18日
17日、緊急に野党国対委員長会談・連絡会(野国連)を開催。京都での早朝宣伝を終え、駆けつけました。
与党自民党から、17日に官房長官から議院運営委員会に出席し「10月4日に首相指名の臨時国会の開催を伝えたい」との報告を受け、対応を協議。
安住淳立憲国対委員長から、「10月4日に首相指名の臨時国会を『召集したい』とあるだけで、国会会期や議論の方向性も明示しないのは極めて遺憾だ。首相指名だけで終わらせない。少なくとも十分な審議を行うこと。議院運営委員会理事会では、キチンと議論することを求めたい」とありました。
私は、もともと野党が7月16日に憲法53条に基づく臨時国会召集を要求しているのにも関わらず、何の音沙汰もない。議院運営委員会でまず、この問題について問いただすべきだと主張。その上で提案があった点は当然で、所信表明と代表質問はもちろんのこと予算委員会の審議を求めて行こうと述べました。
議院運営委員会は断続的に理事会を開催。日本共産党の塩川鉄也議員は「憲法53条に基づく臨時国会召集を拒否したままであり、憲法違反の政治が厳しく問われており、与党の責任は重大であり抗議する。総選挙に向けて自公政権に審判を下す争点を明確に示していく審議を十分時間をとって行うべきだ」と主張しました。
野党国対会談で、自民党に対し、「臨時国会で可能な限り審議時間をとり、新内閣の所信に対する質疑を確約する」よう要求することで一致。
立憲民主党の安住氏が申し入れたのに対し、自民党の森山裕国対委員長は「申し入れの重さを受け止めて、党として対処したい」と回答しました。
これを受けた開かれた議運理事会で、与党は「与野党国対委員長会談でのやり取りは受け止めている」と述べました。