福島県沖震源地の地震、お見舞い申し上げます。//京都市文化財保護課発足50年企画「特別展 京都市指定の文化財」
2021年02月15日
13日23時8分頃、福島県沖を震源地とする地震がありました。時が経つごとに、被害の大きさが明かになっています。被災地のみなさんと避難されている方々に心からお見舞い申し上げます。
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14日、京都市歴史資料館(寺町丸太町上がる)で開催中の特別展「京都市指定の文化財」を訪ねました。この企画は、京都市文化財保護課発足50年を記念した企画で、3月7日まで開催されています。
この特別展は無料ですが、内容は、なかなか充実しています。
絵師で土佐派の中興の祖と呼ばれた土佐光信の子・光茂の筆による「車争図屏風」(室町時代、仁和寺所蔵)は、「源氏物語」第9帖「葵」、賀茂祭(葵祭)で葵の上一行と六条御息所一行が見物の場所をめぐって起こす「車争い」を描いた6曲一双の屏風。
また、長谷川等伯の「萩芒図屏風」(桃山時代、相国寺所蔵)も鑑賞でき、秋草の右隻に白い花をつけた萩(はぎ)、左隻に芒(すすき)が描かれ、風になびく姿が見事に表現された見ごたえある作品でした。
この資料館の企画はもっと多くの方々に知っていただきたいものです。
興味のある方は、ぜひ、訪ねてみてください。
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ちょうど、資料館の入り口では、オオサンショウウオを子どもたちに紹介する企画「わくわく しりょうかん」も行われていました。
写真は、日本の古来種と中国のオオサンショウウオの交雑種だとか。
子どもたちは、大喜びでした。