橿原市議選挙応援の「街頭演説」で訴え@近鉄大和八木駅前
2021年01月12日
報告です。10日、1月31日告示、2月7日投開票の奈良県橿原(かしはら)市会議員選挙の応援に駆け付け、近鉄大和八木駅議選で日本共産党は、現在2議席を3議席に増やそうと挑戦(前回市議選で3議席獲得。今西たかあき市議の死去で失った3議席目の回復をめざす)します。(今西氏は2018年12月30日、2期目の途中に67歳で死去)
街頭演説では、現職の竹森まもる、西川まさたか・両市会議員、山﨑たよ予定候補が訴えました。駅前広場では密にならないよう要員の方が努力されるなか、120人余りの聴衆が集まりました。
私は、まず政府のコロナ危機対応、特に「緊急事態宣言」の発令について、マスコミ各紙が「実効性に課題」(読売)、「政権ちぐはぐ 都も後手、見えぬ収束」(朝日)、「首相、後手・失策の果て」(京都)などと批判していることを紹介。①緊急事態発令の根拠の説明を菅総理自身が国会で行っていない問題、②十分な補償と医療・検査体制の抜本拡充、③緊急事態宣言発令を前提としていない「第3次補正予算案」を根本から作り直すべき、との3点について強調しました。
その上で、「橿原市議選の重要な意義」と「共産党市会議員団がはたしている役割」について、「今回の選挙は、市民の命、健康、暮らしに直結する選挙であるばかりではなく、中間選挙の多い、奈良で年明け最初の選挙であり、菅政権へのきっぱりとしたノーの審判を下す選挙」であると指摘。
市議団の役割について、第一に、市民アンケートを集め、「医療・検査体制の充実」「暮らしと営業の補償」を要求してたたかう議席であると強調。特に、「3人の議員団は、済生会中和病院などの病院統廃合を許さない力である」と力説しました。
第二に、市民の運動と常に連携し市政を動かしてきたと指摘。「子どもたちのための昆虫館」の提案と建設、住民運動と結んだ党議員団の提案で、1986年3月市議会で「橿原市非核平和都市宣言」が決議され、今日では核兵器禁止条約が締結されたことを紹介しました。
第三に、コロナ危機の深刻な状況にもかかわらず、橿原市が2031年の国体(国民体育大会)開催に向け、奈良県政と一体となって3万人規模の大型スタジアム建設を進める一方、年間20万人以上が利用する市民の財産、「橿原運動公園」がつぶされようとしていると指摘。「運動公園をなくす議員か、守る共産党か」が鋭く問われていると強調。
「同和や暴力利権と身を挺してたたかった歴史と伝統ある日本共産党だからこそ、市民の目線で、とことんたたかい抜ける。この議員団を何としても3人にしていただきたい」と呼びかけました。
演説の後半で、私は、今日の日本政治の大問題として、①儲け第一、「自助・自己責任」を押し付ける新自由主義の害悪、②学術会議任命拒否・人事介入問題、③政治とカネ、ウソのない清潔な政治の実現の3点を丁寧に訴えました。
最後に、「いよいよ政権交代の時。今度の総選挙で、『オール野党』で新しい連合政権を実現しよう」と呼びかけました。
そして、「そのためには、日本共産党の躍進がどうしても必要」として、「日本共産党とは、どういう党か」と問いかけ、①「困った時は日本共産党」、この立党の精神を発揮して草の根で頑張る党、②統一戦線、「市民と野党の共闘」で政治を変えると党綱領に明記する党、③大企業中心、アメリカ言いなりの日本の政治のゆがみを根本からただす党、④中国など、どんな大国の覇権主義に対しても堂々と物を言い、横暴勝手を許さない党と強調しました。
私は、「日本共産党の橿原市での3人の議員団実現、総選挙での日本共産党の躍進を、何としても勝ち取らせていただきたい」と改めて強調して演説を結びました。寒い中お集まりいただいたみなさん、ありがとうございました。