野党国対委員長会談。「桜」前夜祭、前総理の会費補填真相解明のため安倍氏の国会招致を要求
2020年11月25日
24日、国会内で緊急に野党国対委員長会談を開催。
総理主催の「桜を見る会」の前夜祭で安倍晋三前総理が費用の一部を補填した疑惑が報じられたことを受け協議。
25日の衆参予算委員会に安倍前総理の出席を求めることで一致。さらに、「費用補填が事実であれば日本の最高権力者が国会で虚偽答弁を続けてきたことになり、政治的責任は重大だ」と確認し、徹底追及することを確認しました。
安倍前総理は、国会で1年間にわたり費用の補填疑惑に対して「安倍晋三後援会として収支に一切かかわっていない。収支は発生していないから政治資金収支報告書への記載は必要ない」と繰り返し答弁をしてきました。
私は、「『事務所は関与していない』『明細書はない』『差額は補填していない』と答弁し続けて来た。ところが報道では、「総理事務所が補填、会費上回る明細書」と指摘されている。これが事実とすれば、1年以上にわたって国会でウソをついてきたことになる。許し難い。ウソをついてきた方にウソがつけない、証人喚問を求めるのが筋だ」と提起。各党と認識を共有し、予算委員会に、まず参考人出席を求めることを確認しました。
新型コロナウイルス感染症が拡大する中で、GoToトラベルについて、地方自治体の長に自主的な判断を任せる政府のやり方は「無責任だ」と批判。事業の見直し、議論の場としての「コロナ対策政府・与野党協議会」の再開を申し入れることで一致。
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野国連(野党国会対策委員長会談・連絡会)後の共同会見では、立憲民主党の安住淳国対委員長が会談の内容を報告。
安住氏は「今後、捜査当局が様々な慎重な捜査の結果を出すと思いますが、それとは別に、内閣総理大臣が本会議や予算委員会で、自らが関わる政治資金について、まったく事実と違う虚偽答弁を1年間も繰り返してきた。政治的責任の重さは今までの国会にはないことだから、徹底的に追及していきたい」と表明しました。
GoToキャンペーンについて、安住氏は「国側に対して、きちんとした基準をつくり、地方自治体をリードしていくよう強く要請する。与野党協議会を早急に再開するよう求める」と述べました。