民青京都ネット配信企画「安倍政権の7年8か月を振り返る」に出演しました

2020年10月25日

 

24日夜、民青同盟京都府委員会が主催するネット配信企画「安倍政権の7年8か月を振り返る」に出演し、安倍政権の7年8ヵ月とともに今の菅政権をどう見るのか、最低賃金や学費・奨学金問題などの青年学生の状態、野党共闘の到達点と展望などについて討論しました。

 

 

ネット企画は、京都府内4会場を結んでネット配信されているとか。

後日、YouTubeでも配信されるそうですので、ぜひご覧ください。司会の東さんをはじめ、スタッフのみなさんお疲れさまでした。

 

 

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トーク企画ですので、話は多岐にわたりましたが、私は、安倍政権の7年8ヵ月をどう見るかについて、森友、加計学園、桜を見る会、河井克行・案里夫妻の公選法違反・買収事件などを指摘するともに、元財務省職員の赤木さんの自死と夫人の提訴にも触れ、偽造・捏造、公文書改ざんと忖度政治が蔓延したと批判。

同時に、菅義偉総理について、「苦労人だとか、パンケーキだとか、マスメディアは持ち上げるが、とんでもない」とし、菅政権の「自助、共助、公助」論は、コロナ禍のなかで必死で努力する医療関係者や業者、青年・学生などに冷や水を浴びせるもので、たいへん冷たい政権だと指摘しました。

司会者から、最低賃金引き上げについて問われ、「安倍政権は、『コロナだから最低賃金を上げない」といったが、欧米では『コロナ下でこそ、必死に頑張る医療関係者などを守るために』と大幅に引き上げていると指摘しました。

また、大企業は「万一のために『内部留保』をためていると説明してきたが、今が万が一の時ではないのか。賃上げのために吐き出させよう」と呼びかけました。

 

 

続いて、学術会議の6人の「任命拒否」問題について、国内での治安維持法の初の適用となった1925年12月の京都学連事件(学生社会科学連合会)から山本宣治虐殺にいたる歴史について触れ、「学問の自由と思想信条の自由を侵害することは許されない」とすると同時に、「学生のみなさんには、こうした歴史についても、大いに学んでいただきたい」とエールを送りました。

また、高校生が立ち上がり、ベネッセに儲けさせるような「大学入試改革」をストップさせたことや全国の大学に広がる「授業料半減」を求める学生の運動に触れ、「たたかい、声を上げれば政治は変えることができる」と強調しました。

 

 

私が「学生時代には学ぶだけでなく、大いに友人を作ろう」と提起したことを受け、司会者から野党共闘について、「他の野党と、お友達の関係なんですか」と質問があり、野党共闘の努力と到達点についてどう進化・深化してきたかをお話ししました。

また、「大阪市廃止をめぐる住民投票についても、野党共闘で頑張っている」と紹介しました。

 

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会場やネット上での質問は、「アベノマスクのお話があったが、この過程であった疑惑についてどうなっているか」「新自由主義の中で、公共施設を民間に差し出している。新しい使用料金がかかっている」「野党共闘の変化についてもっと詳しく」「安倍政権は、女性の権利向上、LGBTを認めていないが」などが出され、これらに対して一つひとつに詳しく答えました。

最後に、総選挙に臨む私の決意ともに、「未来は青年のもの。みなさんが動いて政治を動かしている。自信をもって運動していただきたい。これをみなさんへのエールとしたい」と青年へのメッセージを語りました。

参加者のみなさん、スタッフのみなさん、ありがとうございました。