「10・19オール埼玉総行動決起集会」塩川、伊藤、梅村氏らと参加し、訴え
2020年10月21日
19日、「お知らせ」しましたように、さいたま市浦和区の埼玉会館で開催された「10・19オール埼玉総行動決起集会」に参加し、訴えました。
小出重義実行委員長が、主催者あいさつ。菅政権は、安倍政権を継承するのではなく検証せよ。モリ、カケ、桜問題に蓋をするな。学術会議会員任命問題は許せない。我々の民意を示すのは選挙だ!衆院選だ!と力強く訴えました。
政党からの激励として、立憲民主党の杉尾秀哉参院議員と高木練太郎衆院議員が参加し、代表して杉尾氏が挨拶。社民党からは福島瑞穂参院議員が訴えました。
写真下は、会場の様子(オール埼玉総行動のFacebookより)。
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私の訴えの骨子は以下の通りです。
本日の行動、継続した取り組みに心から敬意を表します。昨年11月26日の大宮駅前での総行動も参加。
一、菅政権の強権政治許すな!学術会議任命拒否問題は、民主主義に関わる全国民の問題
学術会議「任命拒否」問題の本質は、日本国憲法第23条の学問の自由を侵害し、学術会議の独立を脅かす暴挙だということ。気に入らないものを排除するという考え方で菅政権の強権政治をあらわすもの。抗議の声をあげよう。
ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英さんは「菅首相が、こんな乱暴なことをしたという事は、歴史上長く糾弾されるであろう。戦争の反省の上につくられた“日本学術会議”に汚点を残すものである」とコメントを発表しています。
日本学術会議法前文は「わが国の平和復興、人類社会の福祉に貢献、学術の進歩に寄与」と、憲法の精神を生かした気高い文です。
政府から「独立」しているのは、科学が戦前軍事利用されたことへの反省からです。
菅政権は、中曽根元首相の内閣・自民党合同葬を行い、全国の教育機関や官公庁・自治体に弔意の要請。思想の自由を脅かすもの以外の何物でもない。
少し長くなりますが紹介したい。(2007年6月28日に87歳で死去した宮澤喜一元総理の自民党合同葬が営まれた8月28日に参列し、その際にに配布された「葬儀のしおり」に宮澤氏の「新・護憲宣言」の一文が掲載されていた)
「・・・ものごころついてから成人するまで、思えば長い灰色の時代でした。しかしいま、 当時を回想して戦争中の苦労や食べ物のなかった辛さなどはほとんど憶えていない。ただひとつ、年とともに自由が圧迫されて、ついにはまったく死滅するに至ったその苦しさ、それをどうにもできない憤激だけが今日も忘れることができません。
自由はある日突然なくなるものではない。それは目立たない形で徐々に蝕まれ、気がついたときにはすべてが失われているような過程をたどります。わずか数十年前に経験したわれわれは、将来に向かって自由の制限につながるかもしれないどんな兆候に対しても、厳しく監視する必要があります。・・・われわれは憲法の言うように「不断の努力」 をもって自由を大切にし、日本社会の活力を守ろうではありませんか」
故宮澤喜一元首相の、内閣・自民党合同葬にあたって、配布された「しおり」に掲載されていた、宮澤喜一氏の「新・護憲宣言」の内容です。この通りです。危険な兆候に立ち向かおうではありませんか。
学問の自由、思想・良心の自由、表現の自由を守る、日本の民主主義を守る一大運動として、共同の取り組みを進めよう。
一、新自由主義批判。自助の押し付けは政治の役割の放棄である
自己責任論の押し付けを許すな。コロナ危機への政府の対応に表れている
新自由主義の暴走をとめ、憲法25条に基づいて、よりよい社会をめざしつくろう。
一、国民の変化と、「市民と野党の共闘」の前進を土台に、次の選挙で野党連合政権を!
(1)国民の前向きの変化、市民と野党の共闘で政治を前に動かしてきたことに確信を
1、コロナ対策で積極的提案。10万円支給、家賃補助、学生支援、医療機関援助
2、検察庁法案を廃案に追い込んだ
3、安倍総理の野望「2020年までの憲法改正」の野望を打ち砕いた。昨年の集会は「安倍政権の憲法改悪を許すな」がメインのテーマ。
(2)次の選挙、オール野党で政権奪取、オール野党で連合政権をつくろう
1、総理大臣指名選挙。全ての野党が枝野幸男氏に投票。衆院134票、あと100票ひっくり返せば政権が見えてくる。遠いように思えるが、2017年の厳しい戦いの総選挙だったが、その時の票数で野党が一本化していたら84議席逆転していた。あと16議席逆転すれば、射程距離にあることは明白です。
2、政治転換の方向は一致しています。ゲストスピーカーの「総がかり行動」高田健さんの訴えにあったように、市民連合と15項目の「政策要望書」を土台に、わかりやすい政策、自公と対決する選択肢を示すのは可能です。
政権交代をのスローガンは「政治を変えたい」の国民の思いと一致。オール埼玉行動はその先駆け。
昨年の集会で私は「『野党は共闘』から『野党は政権交代』へとスローガンを発展させよう」と訴えた。今度は「一年以内に行われる総選挙で野党連合政権をつくろう」と呼びかけたいと、結びました。
写真下は、ステージ横にて。左から、梅村前衆院議員、伊藤参院議員、小出氏、高田氏、私、塩川衆院議員。