「京都経済再生WEBシンポジウム」であいさつ

2020年10月18日

 

17日、京都経済再生Webシンポジウム「コロナ禍の中小企業経営と政治の在り方」に、大門みきし参院議員とともに参加し、挨拶しました。

主催は、日本共産党京都府委員会も参加する「コロナ経済被害から経営と暮らしを守る中小企業連絡会」

まず主催者を代表し、大嶋喜好・全京都企業組合連合会長があいさつしました(写真)。

 

 

続いて、挨拶に立った私は、短時間でしたが、4つの点を強調しました。

 

 

第一に、学術会議の「任命拒否」問題です。私は、「学術会議の問題は、ひとりの学者の問題だけでなく、暮らしと経済にもかかわる大問題」と指摘し、「NHKの朝ドラ『エール』でも描かれているように、学問の自由や思想を弾圧し統制する、自分の意見と違う人間を排除する強権政治では、社会も経済も委縮することになる」「学問の自由なしに、経済、暮らしは成り立たない」と強調。

第二に、コロナ危機への対策についても、「『自助、共助、公助』を掲げる菅政権では、本格的対策とは程遠いものである」「最も弱い部分にしわよせがあらわれている」こと、
第三に、「こうしたもとで、地方自治体の危機もいっそう進行せざるを得ない」「自治体独自施策も打ち切る事態が生まれかねない」「公衆衛生や医療・介護への本格的な支援強化が求められているときに、これでは逆行する事態となる」こと、第四に「年を越せるかどうか、いまが瀬戸際の時である」ことを指摘。
特に、「東商リサーチの調査で、30万件の中小企業が倒産・廃業するとの予測がされていること、学生や非正規など社会的弱者へのしわ寄せが大きいこと」を強調し、「こうした社会でいいのか、こんな政治でいいのか、をともに考えましょう。今の政治を根本的に転換することが求められている。今日はみなさんの意見をじっくりとお聞きしたい」と挨拶しました。

 

*******

 

続いて、大門みきし参院議員が、政府のコロナ対策の現状と課題、国民運動と結んだ日本共産党国会議員団の取り組みと到達点、京都経済再生の方向性など今後の課題を報告。

続いて、馬場紘平・京都府会議員が、京都の議員団の取り組みを紹介しました。

討論では、旅行会社、西陣の帯地加工の職人、ダンスホール経営者、清水焼の絵付師、府職労連、税理士、漆塗りの職人さんらが深刻な実情や要望を発言。たいへん有意義な交流になりました。

写真は、報告する大門参院議員。