阪神淡路大震災から25年 メモリアル集会/追悼式典
2020年01月18日
17日は、死者6434人、家屋全半壊(焼)約47万世帯という甚大な被害をもたらした都市直下型地震「阪神・淡路大震災」発生から25年を迎えました。1995年1月17日・5時46分にマグニチュード7.3、最大震度7の大震災でした。
発生時刻にあわせ、阪神・淡路では黙祷をし、追悼の催しが無数に開催され、犠牲者の方々を悼みました。
私は、神戸市内で開催された「大震災から25年 暮らしと生業は復興したか」(大震災救援復興兵庫県民会議主催)に来賓として出席し、連帯のあいさつを行いました。
基調報告を「救援・復興兵庫県民会議の25年」と題して、復興兵庫県民会議の岩田伸彦事務局長(写真上)が行いました。
特別報告を「被災者と共に25年」と題して、ひょうご震災復興借上げ住宅協議会の安田秋成代表(写真下)が行いました。安田さんは、昨年まで諏訪公園ビーナスブリッジでの「追悼市民のつどい」で実行委員長を務めていました。
私は、まず「つどい」を長年にわたって開催されてきた主催者と参加者に敬意を表しました。
その上で「大震災から25年にあたって考えるべきこと」として、「地震、津波は自然現象だが、災害は政治の結果である」として、防災・減災は、政府・自治体のあり方を根本から問う中心課題だと述べ、「政治の要諦は国民の安全である」と強調しました。
阪神淡路大震災からの復旧・復興は初めての経験で暗中模索であったこと、災害に遭ったときの復興・復旧、生活と生業の再建について、その際に拠って立つ哲学は、憲法13条の「幸福追求権」にあると訴えました。
最後に、国民運動を起こして政治のあり方の転換について語りました。
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兵庫県主催の「1.17のつどい―阪神・淡路大震災25年追悼式典-」に参列しました。
井戸敏三兵庫県知事が式典への式辞を述べました。
式典では、桂木小学校の合唱団により「しあわせ 運べるように」が献唱曲として、歌われました。
河田惠昭・県民会議企画委員長により「1.17 ひょうご安全の日宣言」が行われました。
私は、あらためて震災で亡くなった方々に哀悼の意を捧げます。今こそ、被災者生活再建支援法の拡充版とともに、防災・減災を柱にした維持・補修中心の公共事業への転換をはかるために全力をつくす決意です。