20日、野党書記局長・幹事長会談。「桜を見る会」の集中審議、国民投票法の採決許さない、総選挙候補者調整協議開始を確認
2019年11月21日
20日、国会内で、5野党(日本共産党、立憲民主党、国民民主党、社会保障を立て直す国民会議、社民党)の書記局長・幹事長会談が開催されました。各党の国会対策委員長が同席しました。
同会談で確認した点は、①「国民投票法案」について、今国会での採決は認めない。②「桜を見る会」の私物化と「前夜祭」の疑惑は深まっており、予算委員会の集中審議を求める。③総選挙に向けた小選挙区の候補者調整の協議を開始することで一致しました。
会談では、自民党の憲法審査会における国民投票法採決を許さないことを確認し、さらに当日の衆院内閣員会と参院本会議での「総理の『桜を見る会』」追及を踏まえて、いよいよ総理出席の下での予算委員会の開催要求を決めました。
その上で、立憲民主党の福山哲郎幹事長から「衆議院選挙に向けた候補者調整の協議を始めたい」と提案がありました。
日本共産党の小池晃書記局長は「賛成だ」と応じ、「合わせて野党の政権構想の協議に入るべき」と述べ、「その合意内容が選挙協力の中身に大きく左右することになる」「同時並行で政権協議を」と提案。
福山氏は「重く受け止め留意する。今後の検討課題にしたい」と応じました。
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書記局長・幹事長、国対委員長の会談終了後、記者会見を開催し、書記局長・幹事長、国対委員長会談の報告。
小池氏は、「19日の市民連合との意見交換会でも、安倍政権が行き詰まってきている、新しい政権をつくらなければいけないということが全体の思いになってきている」と述べ、「前に進めていきたい」と表明。
国会での重要課題での闘う方向について一致した点も極めて重要な意義を持つことは言うまでもありません。
今回の野党書記局長・幹事長会談での「候補者調整の協議開始」という一致は、「市民と野党の共闘」の前進に大きな一歩を刻むもので、画期的な意義を持つものです。
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書記局長・幹事長、国対委員長会談に先立って、野党国対委員長連絡会(野国連)を開催。
「桜を見る会」の実態が浮き彫りになり、疑惑が深まっていることを受け、さらに、結束を固めて追及していくことを確認しました。
合わせて、憲法審査会幹事懇談会の対応についても議論、断続的に連絡会を開催し意思一致をはかりました。