第64回「表美展」(表装美術展覧会)を訪問
2019年10月27日
遅くなりましたが報告です。
19日、今年、新築なった京都経済センターで開催された「第64回 表美展」に足を運びました。表美展とは、「表装美術展覧会」の略で、京都表具協同組合による主要行事として、毎年10月中旬に開催されています。
まず目についたのは、「禅」の一文字。表装は、弘誠堂の田中健太郎さんの作、筆は、南禅僧堂師家・清光軒老師によるもの。なかなか見事な作で、思わず見入りました。許可を得て、作者である田中さんと一緒に写真を撮りました。
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そもそも、表装とは、紙・布を張り、巻物・掛け軸・額・屏風・襖(ふすま)などを仕立てること。決して作品の主役ではありませんが、作品を美しく仕立てる上で、表装技術はなくてはならない伝統産業の一つです。
その中で、今年は、紙を折って行灯を作る「折灯華」(せっとうか)という企画コーナーがあり、弾力のある紙を折って、いわゆる行灯(あんどん)をつくって商品化する努力がされていました。
感心し、思わず私も一つ買い求めました。下の写真は、いただいたリーフレットの一部です。ご紹介します。