8日、翁長雄志・前沖縄県知事の1周忌に想う
2019年08月8日
8月8日は、翁長雄志・前沖縄県知事の1年目の命日です。
昨年、翁長氏逝去の49日には、国政野党会派が合同で慰霊を行うことを決め、糸満市にある「魂魄の塔」を訪れ、慰霊をしました。
こうした一つひとつの努力の積み重ねの上に、「オール沖縄」運動と、市民と野党の共闘の前進があり、過日の参議院選挙での沖縄をはじめ野党統一候補の勝利があります。
今年5月にはトランプ米大統領が来日しましたが、翁長さんの後継である玉城デニー知事には面会さえせず、〝黒船の襲来〟よろしく横須賀沖の軍艦に乗り込み、「日米安保の解消」「日本はもっと負担すべき」などと言って、日本に対し武器の爆買いや一方的な貿易交渉などの圧力をかけ続けています。
広島・長崎での平和の祈りとともに、日本の熱い夏・8月は「大文字の送り火」など鎮魂の月でもあります。
故翁長雄志氏の一周忌にあたり、アメリカ言いなりの政治に正面から対決し、辺野古への米軍基地建設中止、9条改憲阻止、核兵器禁止条約を批准する政府の実現へ力を尽くす決意を新たにしています。
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下の写真は、参院選挙の告示日(7月4日)に、沖縄選挙区のタカラ鉄美さんの必勝を訴える街頭演説で、ご一緒した玉城デニー知事と参院選の勝利と翁長雄志前知事の遺訓「勝つためには諦めないこと」を誓い、固い握手を交わしたものです。
8月22日、16時半開場、17時から19時まで豊見城市の沖縄空手会館で「翁長雄志前知事をしのぶ会」が実行委員会(実行委員長、呉屋守将・金秀グループ会長)のみなさんにより開催されます。しのぶ会では、呉屋実行委員長、玉城デニー知事、遺族の方のあいさつ、参加者の献花が予定されています。しのぶ会は、香典や供花の必要はなく、平服で2000円の会費制です。
実行委員長の呉屋守将氏は、6日に行った会見で「翁長前知事がご逝去されてから早くも1年を迎えることになり、われわれのそれぞれの思いを持ち寄って、保革を超えて沖縄県の発展のために何ができるかを再度考え、翁長さんにお誓い申し上げたい」としのぶ会の趣旨を語り、多くの方の一般参加を呼びかけました。
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なお、「魂魄(こんぱく)の塔」とは、島尻郡真和志村の糸満高校真和志分校の校長を務めた翁長前知事のお父上翁長助静さんが1946年2月27日の建立に尽力、沖縄戦で亡くなった住民、軍人、米軍韓国朝鮮人の方々35000人の遺骨が納められています。「碑」に「和魂(にぎたま)となりてしずまるおくつきの み床の上をわたる潮風 助静」と刻まれています。