198通常国会召集。野党党首会談で参院選一人区一本化合意//共産党団総会で志位委員長あいさつ
2019年01月29日
28日、第198通常国会が召集されました。会期は6月26日までの150日間。
まず、本会議開会前の午前に、国会内で野党党首が開催されました。
「野党党首会談」で、合意された事項は以下の通りです。
立憲民主党、国民民主党、日本共産党、社会保障を立て直す国民会議、自由党、社会民主党は、党首会談において以下について合意した。
〇本通常国会において、野党5党1会派は協力連携を強め、立憲主義の回復や、また国会の国権の最高機関としての機能を取り戻し、国民の生活を豊かにし権利を守るため、安倍政権打倒をめざして厳しく対峙していく。
〇内政・外政の山積する課題について徹底審議を行う。
〇「毎月勤労統計」問題についての全容解明を行う。
〇今夏の参議院選挙に際し、安倍政権打倒をめざし、32の1人区全ての選挙区において、与党を利することのないよう、速やかに候補者一本化のための調整を図る。
野党5党1会派の幹事長・書記局長は、これらの確認事項の目的を達成するために、早急に協議し、その具体化を進める。
立憲民主党 枝野 幸男
国民民主党 玉木雄一郎
日本共産党 志位 和夫
社会保障を立て直す国民会議 野田 佳彦
自由党 小沢 一郎
社会民主党 又市 征治
この合意は、参議院選挙に向けて、安倍政権の打倒をあらためて打ち出したこと、そのために全国 32ある一人区で候補者一本化の方向を確認し、幹事長・書記局長間で政策を含めた調整を早急に協議、具体化を決めた重要な意義を持つ合意です。
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党国会議員団総会であいさつに立った志位和夫委員長は、まず「野党党首会談の合意」の内容とその意義を述べました。
そして、通常国会に臨む日本共産党国会議員団の基本姿勢について述べました。
あいさつの要旨は以下の通りです。
一、国政をゆるがす大問題になっている厚生労働省の毎月勤労統計の不正問題についてー予算委員会での集中審議をはじめ、徹底的な真相解明を最優先に行うことを強く求める。
一、この国会をどうたたかうかー①消費税10%への大増税を許さず、暮らし第一で経済を立て直す改革を進める②大軍拡と憲法9条改定など「戦争する国づくり」を許さない③沖縄の辺野古新基地建設を断念に追い込む④「原発ゼロの日本」をめざす、この4つの柱をしっかりすえて、国会論戦に取り組んでいく。
一、首相は「戦後外交の総決算」。安倍外交はあらゆる問題で大破綻に陥っているー日本の外交をまかせるわけにはいかない。問題点を追及するとともに、わが党が示す解決策を太く明らかにしていく。
一、この国会は、会期半ばに統一地方選挙、閉会後に参院選がたたかわれる。日本の運命をわける連続する選挙での勝利・躍進に道を開く論戦とたたかいを。
最後に、「日本をこう変えるという展望を、希望を大いに語り、党躍進の太い流れを国会から起こしていこう」と呼びかけました。