年の瀬恒例④「法然院・河上肇さんのお墓参り」と「白砂壇」

2018年12月31日

 

左京区の法然院にある著名なマルクス経済学者河上肇・元京都大学教授のお墓をお参りしました。来年は生誕140年を迎えます。この間、河上氏のお墓へのお参りは年末に行くことを慣例としており、お墓まわりを掃除して決意を新たにし、新年を迎えるようにしています。

今回も、老木の梅が、凛と一輪の花を咲かせていました。

 

 

IMG_20181230_141511

 

 

*******

 

河上肇氏は、当時、独力で『社会問題研究』誌を発行し当時の反動学会とたたかいましたが、氏が指導した京大の「社会問題研究会」からは、岩田義道ら有能な人材が数多く輩出されています。また、1928年、京大を追放されましたが、その後も実践運動に参加。「第二貧乏物語」の印税すべてを労働運動や共産党にカンパしたとされます。

 

IMG_20181230_141549

 

上の写真は、河上氏がつかまれば死刑又は無期懲役を覚悟して共産党へ入党したことを喜び読んだ句碑で、自筆の万葉仮名です。「たどりつきふりかへりみればやまかはをこえてはこえてきつるものかな」と読まれています。「自叙伝」によれば、かくれがで「ひとり無量の感慨にふけりながら口ずさんだ」とされています。

私は、その感慨にふけった日本共産党の一員です。誇りを胸に、頑張る決意を固めたいと思いました。

 

*******

 

IMG_20181230_120943

 

法然院では、これまたいつものように「白砂壇」(山門を入ると両側に白い盛り砂があり、水を表わす砂壇の間を通ることで心身を清め、浄域に入ることを意味してます)を拝見。

 

IMG_20181230_120938

 

山門の左側に「寿」、右手は、梅でした。心静かに、心を清め、来年の地方選挙、参議院選挙の勝利を決意しました。