祇園祭、24日は後祭山鉾巡行
2018年07月25日
24日、炎天下の京都で、祇園祭「後祭(あとまつり)」の山鉾巡行が行われました。以下は、国会日程の関係で京都に戻られない私に代わって、秘書の永戸さんからの報告です。
「くじ取らず」の橋弁慶山が先頭で、10基の山鉾が都大路を進みました。10基とは、次の写真で紹介する「橋弁慶山」「北観音山」「鈴鹿山」「南観音山」「役行者(えんのぎょうじゃ)山」「浄妙山」「八幡(はちまん)山」「大船鉾」の他に、「黒主山」「鯉山」です。
「橋弁慶」を側面から。五条大橋でたたかうは、おなじみ牛若丸と弁慶です。
続いては、巡行順2番手の「北観音山」。「上り観音山」とも呼ばれます。
「北観音山」も側面から。見送や水引、錺金具など豪華な装飾品をもつ山と言われており、さすがに勇壮なしつらえですが、人がぎっしりで、さぞ暑いのではないでしょうか。
続いて、「鈴鹿山」。前掛には、鈴鹿峠をこえる馬が二頭。鈴鹿峠を行く人々を苦しめた悪鬼を退治した「鈴鹿権現」の伝説が山の題材になっています。
次に、「南観音山」。「下り観音山」とも言われ、こちらもとても豪華なしつらえです。
「南観音山」を後ろから。「龍王渡海図」、見事なものですね。
こちらは、「役行者(えんのぎょうじゃ)山」。修験道の開祖、役行者が一言主神をつかって葛城山と大峯山の間に石橋を架けたという伝説が題材になった山です。
「浄妙山」。平家物語の宇治川の合戦が題材です。ご神体は、一来法師が「悪しゅう候、浄妙坊」と声をかけて、筒井浄妙の頭上を飛び越えて先陣を切る瞬間です。
八幡山(はちまんやま)。八幡宮は普段は町内会の庭に祀られています。
最後に、先日もホームページにアップした「大船鉾」。今年の船首は竜頭(したがって来年は大金弊)です。
次の会議出席のため、残りの「鯉山」「黒主山」を紹介できないことがとても残念です。
後祭の巡行は2014年に復興してから5回目を迎えました。後祭巡行がなくなった1966年に始まった花傘巡行(24日の午後)は、酷暑が続いているため熱中症対策のため、今年は中止になりました。夜には、3基の神輿が八坂神社に戻る還幸祭が行われました。