9日、定例記者会見。陸自イラク「日報」改ざんの疑い

2018年05月11日

 

9日、国会内で定例の記者会見を行いました。

 

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私からは、防衛省がこれまでに公表してきた陸自イラク派兵の「日報」と、麻生政権の時代に「国会報告」された同じ活動内容とに、食い違いがあることを示しました。その上で、削除や改ざんの疑いなどが明らかになったとして、「こういうやり方は政府全体の常とう手段になっている」と厳しく批判。

さらに、「日報」では「ロケット弾による射撃がなされた」と兵器の種類まで明記されている一方で、「報告」では「砲弾種類不明の飛翔音を確認」とするなど説明に食い違いがあることを紹介しました。また「日報」では、現地の治安状況に関する記述が丸ごと削除(写真下の文書)されたり、日報記載の事案の一部が報告では完全に欠落している例が複数あることを指摘しました。

結論として、「日報の内容を国会報告に載せるべきなのに、日報が出てきたら報告と違っているというのは極めて重大な事態。これで幕引きを図ろうとしていることは断じて許されない。大半の日報が見つかっていないのに、探索はお終いというわけにはいかない」と強調。「安倍首相が、答弁で、『報告は適切に公表している』と述べたが、不適切だということがはっきりした。引き続き、真相究明が求められる」と主張しました。

 

丸ごと削除

 

記者からは 「日中韓3首脳会談の評価について」「与党側が党首討論について」「柳瀬氏の参考人質問にどういう角度でのぞむか」「国民民主党ができて、野党共闘への影響ついて」の質問が出され、答えました。

さらに記者からは、池田千賀子新潟県議が、新潟県知事選に出馬することについて問われ、「池田さんは県議であり、柏崎市議3期などの豊富な政治経験を持つ素晴らしい方。緊密で気持ちの良い共闘体制をつくり、必勝のために全力を挙げたい」と決意表明をしました。