与野党国対委員長会談。北の核実験問題で閉中審査決める//全党参加の党首会談の開催を提案!
2017年09月5日
4日午後、国会内で与野党国会対策委員長会談が開催され、北朝鮮の核実験問題で、5日に、衆院外務委員会、参院外交防衛委員会において閉中審査を行うことを確認しました。
冒頭、与党側は、北朝鮮への非難決議あげることに重きを置いて、短時間の閉中審査を提案。
私は、北朝鮮の核実験の暴挙を厳しく糾弾。そして、「軍事衝突は誰も望んでいない。米朝の直接対話が今こそ必要だ」と発言した上で、「『決議先にありき』のやり方はいかがなものか。立法府の仕事は、核実験をめぐって日本はどう対応すべきかを議論すると同時に、政府の対応について聴取し、ただすことだ。
その立場に立つなら、トランプ氏をはじめ各国首脳と話し合ったとする安倍首相自身が、今回の事態や政府の対応について国会に説明すべきだ。かつてペルー人質事件、イラク戦争、日朝会談、東日本大震災など日本の国民の安全と平和に関わる重大問題の際には、全政党参加の党首会談を開いてきた。安倍首相が全政党出席の党首会談を開催することを求める」と主張しました。
さらに、「野党側は、憲法53条に基づいて臨時国会の開催を要求している。速やかに臨時国会を開催すべきだ」と述べ、「安倍首相や関係大臣の出席の下で予算委員会を開くべきだ」と要求しました。
民進党の山井和則国対委員長は、「あらためて憲法53条に基づく臨時国会の要求に応え速やかに開催せよ」とし、「官邸の危機管理、特に重大な情勢の折に首相が公邸で泊まっていないことや国民への情報開示が遅れている」と指摘。
自由党の玉城デニー国対委員長は、「立法府として行政府のチェックが必要だ」「近隣の諸国の意見・反応も報告せよ」と主張。
社民党の吉川元政調会長は、「首相出席の下で質疑を行うべきだ」と述べました。
四野党(日本共産党、民進党、自由党、社民党)は、終了後合同記者会見を行い、揃って「野党の臨時国会開催要求に応えよ」と述べ、同時に野党が要求している森友学園・加計学園問題の疑惑解明、稲田朋美前防衛大臣の南スーダン「日報」隠ぺいについての、閉中審査要求を一顧だにしないの憲法無視、国民の声をないがしろにする以外の何物でもないと厳しく批判しました。