「終戦記念日」街頭宣伝(滋賀県大津市、草津市にて)
2017年08月16日
敗戦から72年となる8月15日、滋賀県の大津、草津の2ヵ所で「終戦記念日宣伝」に立ちました。1993 年以来継続して行っています。今回も、多くの方にお集まりいただきました。ありがとうございます。
大津パルコ前では、さいとう幸子滋賀1区予定候補、節木みちよ滋賀県会議員と、(写真上)、JR草津駅西口では、石堂あつし滋賀3区予定候補、藤井三恵子県議と(写真下)ともに訴えました。
まず私は、北朝鮮の核兵器・ミサイル開発をめぐる米国と北朝鮮の間での緊張激化と軍事衝突の危険について、日本共産党の志位和夫委員長が発表した「危機打開のために米国と北朝鮮は、無条件で直接対話を」との声明を報告。
韓国の文(ムン)大統領が、「朝鮮半島で戦争を起こしてはならない。なにがあろうと、北朝鮮の核兵器をめぐる問題は、外交的・平和的に解決されなければならない。北朝鮮に脅迫行為の中止を、米国に冷静な対応を」と訴えていることを紹介し、真の解決の道は「直接対話による平和的交渉である」と提起。
また、こうしたときにアメリカに追従し、独自の外交努力をしないばかりか、憲法9条の改悪をめざし「戦争をできる国づくり」をすすめる安倍政権を厳しく批判。憲法9条3項に自衛隊を明記し、9条を事実上「空文化」しようとする安倍政権の企てを許さない国民的たたかいをと呼びかけました。
さらに、東京都議選、仙台市長選勝利に見られるように、いわゆる「一強」といわれる安倍自公政権の基盤が実は脆弱であること、市民と野党の共闘にこそ新しい政治への展望があると強調。そのカナメとしての日本共産党の躍進をと訴えました。
私は、国連加盟の122ヵ国の賛同による「核兵器禁止条約」採択の歴史的意議に触れた上で、日本政府が唯一の戦争被爆国でありながら、「条約に署名することはない」と発言するなど核兵器廃絶へと向かう世界の流れに逆行することは断じて許されない。広島被爆者団体連絡会の吉岡事務局長は「核兵器禁止条約に反対するならば、このような政府を国民は許さず、それを変えていく」と述べています。
核兵器廃絶との日本国民の悲願にを実現するために、核兵器禁止条約に署名する政府をつくろう。このことを市民と野党の共闘の柱に据えていこうと呼びかけました。
最後に、終戦記念日にあたり、戦後政治の出発点が憲法であること、憲法前文は「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることがないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」と述べ、戦争放棄、戦力の不保持、交戦権の否認を9条に明記している。政治の最大の目的は戦争を起こさないことにある。
私は、京都の立命館大学に学び、末川博総長のもと、反戦平和の象徴である”わだつみ像”を前に、学徒動員など若者を戦場に送る過ちを繰り返さないとして、毎年「不戦の集い」を取り組んできた。爾来、私は「わだつみの悲劇を再び繰り返すまい」を政治信条としてきた。いま平和と戦争の岐路にある日本、憲法九条改悪を呼号し戦争する国づくりを進めようとしている安倍内閣と真正面から対決して、憲法の平和主義を守り、憲法が生きる政治を実現するために、市民と野党の共闘を基礎にいっそう力を合わせようと結びました。
大津パルコ前では、「今日の話はよく分かった。元気が出た」と感想をいただきました(写真は聴衆のみなさんと)
また、草津駅前では、「平和の心をこめて」と千羽鶴をいただきました(写真)。京都の事務所に掛けさせていただきます。
ありがとうございました。