こくた恵二

こくたが駆く


鶴見俊輔さん宅を訪ね、平和について懇談

 7日、哲学者の鶴見俊輔さんを、西山とき子参院議員とともに、京都市左京区の自宅に訪ね、国会で有事3法案の採決が強行されたことをうけて、戦前の翼賛体制や今日の政治状況について、親しく懇談しました。
 鶴見さんは、戦時中の国会での反軍演説で知られる斎藤隆夫衆院議員(兵庫県出身)が敗戦のとき議会に座っていたことを「ほとんど奇跡に近い」とドイツやアメリカの同時期の国会と比較しながら紹介しました。日本共産党が、戦争に反対した81年の歴史を持っていることについて、「戦争万歳といったことがないのは信頼にあたいする」と期待を寄せていただきました。
 鶴見さんの反戦への強い思いを込めた発言をうけて、私たちは、有事法案が通る前から拒否宣言をした亜細亜大助教授の石埼学さんの参考人質疑での発言にもふれ、有事法制の発動・具体化を許さないたたかいの先頭に立つ決意をのべました。

[2003年6月7日(土)]