【エッセー】

穀田恵二

イラク戦争反対

 イラク戦争反対の大きなうねりが世界中を駆け巡っている。世界の各都市で1000万人を超える未曾有(みぞう)のデモが展開されている。もし戦争が起きれば、500万都市バグダッド無辜(こ)の民が殺戮(りく)される、絶対に許されない。気に入らない政権があれば軍事力に訴えても良いとする米国の無法を認めれば、ノンルールの弱肉強食の世界になる。これは断じて許されない。この良識の声が世界中を揺るがしている。
 ところが、驚くなかれ日本政府は、武力行使を認める新たな国連安保理決議の採択を支持する発言を国連で行ったのだ。「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」という憲法第9条をもつ国日本が、である。公明党の幹事長の「戦争反対は利敵行為だ」の発言は、かってこの党が「平和」を口にしていたことのデタラメさを浮き彫りにした。
 日本国民の80%近くが平和的解決を望んでいる。これほど国民と遊離している内閣はない。草の根から平和の声を大きくして政治を変えよう。軍事ブロックに加わらないアジア、アフリカ、ラテンアメリカ諸国114カ国を結集した「非同盟諸国首脳会議」が開催されている。「戦争反対」「世界平和」を掲げる運動の成功を期待し、我々も呼応して足を踏み出そう!

[「京都民報」2003年3月2日付、国会議員リポート]