【エッセー】

穀田恵二

国政7補選の結果

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すがの悦子候補(大阪10区)と

 10月27日投票の国政補欠選挙の結果について考えてみたい。
 まず政党のあり方が問われた選挙であった。争われた七つの区すべてに公認候補者を立てたのは日本共産党だけ。自民党は、三つの区で、かつて対立候補であった無所属や民主党県連顧問を推薦するという体たらく。この面でも政権政党としての統治能力を失っていることを露呈した。
 政党としての旗印・政策という点ではどうだろう。「表向き勝利した自民党を含め、有権者に明快な選択肢を示し得ない政党の衰弱を改めて浮き彫りにした。…国政の焦点である不良債権問題や税制改革で具体的な政見を語ったのは共産党だけ」(10月28日付)と毎日新聞政治部長は指摘する。その通り! 経済問題では「国民生活の再建なくして日本経済の再建なし」。外交問題では、アメリカのイラク攻撃に反対し世界の平和を訴え、北朝鮮問題と日本共産党の果たした役割を語りぬいた。
 次に得票率である。自公保は直近・昨年の参院選の得票率を上回った選挙区は一つとしてない。日本共産党は、衆院山形4区の2.85倍、新潟5区で2倍、大阪10区で1.7倍、参院千葉で2.3倍など6選挙区で飛躍的に伸ばしているのである。
 まだまだ小さい芽であるかも知れないが、政治を変える力が確実に芽生えているのではないだろうか。

[「京都民報」2002年11月3日付、国会議員リポート]