穀田恵二
着物姿
私とつれあい
いまさら、記念写真でもなかろう。しかし夫婦そろっての着物姿は記念でもある。実は、1年の間に何回着物を着ることができるか競い合おうと、年の初めに決めた。そろって着用したのでパチリと写してもらった。ちなみに現時点で16回対63回、このままでは私の敗北は必至だ。
着物を「晴れ着」としてではなく、普段着として着用しようという常からの思いの実行である。革新・民主運動の先人たちの墓参りで始まる元旦、祇園・八坂さんでの宣伝と、着物姿も恒例となってきた。新春後援会行事、前進座初春公演観劇会や国会対策委員長会談でも着用しだしている。それでも、さすがに伝統産業の「染色」を生業とし、新日本婦人の会着物小組に属し、仲間と楽しみながらせっせと着用している連れ合いにはかないそうにない。
さて着始めるといろんな意見が寄せられるようになる。写真は、スタンドカラーのシャツに麻と綿の混紡の浴衣だ。業界の一人から、「もっと気楽に着たらよろし、夏は書生っぽく着たら似合うやろね」とアドバイスを受け、今日の姿となった。浴衣は義理の叔父の形見分けである。
着物が好き、着物を着たいと思っている人は、少なからずいる。たんすの肥やしにするのでなく、出してまず着てみよう。京都に住めばこその“心意気”でもある。私のホームページのトップも着物姿である。
[「京都民報」2002年8月11日付、国会議員リポート]
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