【エッセー】

穀田恵二

小泉内閣発足1年

 「自民党を変える、壊す」と声高に叫んだ小泉氏、内閣発足以来1年が経過しました。みなさんは何点をつけますか? 私はマイナス点をつけます。
 自民党の金権・腐敗体質を変えるどころか、温存。政治とカネにかかわる疑惑はとどまるところを知りません。ムネオ疑惑に始まり、加藤紘一元幹事長口利き疑惑、日本共産党が明らかにし首相官邸を直撃した機密費問題、井上裕前参院議長疑惑。何一つ解明の努力を行なわず全部他人事です。
 「壊してきた」のは、「中小企業の営業と国民の暮らし」です。大銀行は支援、中小企業には貸し渋り、不良債権早期処理の名で倒産に追い込む。リストラは野放しで、失業率は戦後最悪。それでも「痛みを我慢せよ」と健康保険の本人3割負担の押し付け。
 「壊そうとしている」のは、日本国憲法と平和。長年の自民党の野望であった「有事立法」のゴリ押し。国民総動員の戦争国家づくり。
 「小泉首相の“化けの皮”がはがれた」と本紙に書きましたが、「毎日」の世論調査では「小泉政権を評価しない」57%とあり、国民は見ぬきつつあるのではないでしょうか。
 いよいよ悪政をストップする時! 憲法守れ、暮らしを守れの運動で。

[「京都民報」2002年4月28日付、国会議員リポート]