穀田恵二
はがれた“化けの皮”
また一つ、小泉首相の“化けの皮”がはがれた。自民党の悪しき金権腐敗体質に何らメスも入れようとしないことが明確になったからだ。
加藤紘一元自民党幹事長の秘書=金庫番らの「口利き」疑惑が急浮上している。この疑惑は、政治家が公共事業の発注に介在し、特定の企業に工事を受注させてやる。その受注額の一定の率を「口利き」料などと懐に入れ、それを脱税したというもの。
なんのことはない、93年に発覚し、金の延べ棒蓄財で名を馳(は)せた金丸ゼネコン汚職と「瓜二つ」。まったく同じ構図が続いており、自民党の体質が何も変わっていないことを示した。
証人喚問の要求に対して、小泉首相は「まず個々人の問題だ」と事実上の拒否答弁。加藤氏本人が「証人喚問は党の指示に従う」と発言している。ならば党の最高責任者である小泉首相が「指示」すればしまいのこと。
「自民党を変える」の大言壮語がいかに空虚なものであったか。
企業団体献金の禁止こそ根本的解決の道筋だ。「公共事業受注企業、公的資金を受けている銀行からの献金はせめて絶つべき」の意見にも耳を貸さぬ首相を金権・腐敗の権化とはいいすぎだろうか?
[「京都民報」2002年2月3日付、国会議員リポート]
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