こくた恵二
こくたが駆く

志位委員長が代表質問

 日本共産党を代表して志位和夫委員長が安倍新首相への質問に立った。
 一番注目された歴史認識、戦争観について鋭く質問。
 「靖国神社がたっている歴史観――靖国史観にどういう態度をとるのかという問題です。靖国神社は、その境内にある軍事博物館――遊就館の展示が示すように、日清・日露戦争から、中国侵略戦争、太平洋戦争にいたる過去の戦争のすべてを、「アジア解放、自存自衛の正しい戦争」だとする戦争観、歴史観にたっています。首相は、この神社の戦争観を、是とするのか、非とするのか。」
 これに対して安倍首相は、「政治家の発言は政治的、外交的な意味を持つものであることから、特定の戦争観、歴史観の是非について政治家が語ることについては謙虚であるべきだと考えている」と答弁。
 これでは、自らの見解については結局語らないと言う宣言でしかない。「謙虚」といことで肝心の答弁を逃げているに過ぎないではないか。

 

(Update : 2006/10/03)