こくた恵二
こくたが駆く

兵庫・但馬地方の深刻な医師不足問題で現地調査

photo 昨日、午前中に沖縄から東京へ戻り、国会で活動。夜のうちに兵庫県但馬へ飛んで今日は一日但馬地方の医師不足問題で現地調査を行った。

 兵庫県の但馬地方はもともと、1市18町あったのだが、平成の大合併で、豊岡市、養父市、朝来市、香美町、新温泉町の3市2町へと移行した地域で、東は京都府と西は鳥取県と接する広大な地域だ。
 但馬には9ヵ所の公立病院があるのだが、この2年の間に公立病院の医師数が185人から163人へと実に22人もの減少となっている。これにより「香住病院は3階のベッドが閉鎖」「浜坂病院は小児科と眼科が休診」等、これまでの医療体制が維持できなくなる状況が生まれている。
 まずはじめに訪問したのは、この地域の病院としては一番規模の大きい公立豊岡病院。

photo 一日の平均外来患者数が1200人を越え、ベッド数500床の大病院だが、ここでも消化器科や産科・小児科などで、医師数の減がおきている。
 豊岡病院院長の竹内秀雄先生にお話しをうかがったのだが「(医師不足の現状を告発した、但馬民報について)まったくここに書いてあるとおりの実態だ」と述べて、医師の過酷な勤務実態について語っていただいた。

photo その後、調査メンバーは二手に分かれて、山下芳生さん、堀内照文さんのチームは病院訪問、私は3市2町の首長を訪問し、意見交換を行うことに。

 まず最初に訪れた豊橋市役所では、奥田清喜助役と懇談。地方での医師の確保がなかなか困難であることや、救急患者が周辺市町から豊岡に集中していること「県にも対策を求めているが『県立病院も足りていない』と言われると、なかなか強くは言いづらい」などの実態が語られた。

 長くなりそうなので、続きは明日書きます

(Update : 2006/08/30)