こくた恵二
こくたが駆く

長崎平和宣言におもう

 あらためて、亡くなられた被爆者のご冥福をお祈りしたい。
 伊藤長崎市長は、長崎平和宣言冒頭で「人間は、いったい何をしているのか」と問いかけた。
 「核兵器は、無差別に多数の人間を殺りくする兵器であり、その廃絶は人間が絶対に実現すべき課題です」とのべた。

 「人間がつくった兵器、人間が無くせないはずはない」は私の思いである。
 原爆症認定訴訟の方々を訪ねる毎に、高齢化が進む被爆者に「日本政府は何をしてきたのか」と憤りを覚える。

 平和宣言で「繰り返して日本政府に訴えます。被爆国の政府として、再び悲惨な戦争が起こることのないよう、歴史の反省のうえにたって、憲法の平和理念を守り、非核三原則の法制化と北東アジアの非核兵器地帯化に取り組んでください。さらに、高齢化が進む国内外の被爆者の援護の充実を求めます。」との訴えに、政府は真摯に向かい合うべきである。

 この日にあらためて誓いたい。
 平和宣言を私どもみんなの共通の願いとして実現を!

(Update : 2006/08/09)