こくた恵二
こくたが駆く

耐震強度偽造問題で街頭演説

photo 今日の午前中は、来週おこなわれる国土交通委員会の打ち合わせ。新幹線に乗るころには午後2時をすぎていた。
 京都駅に着いたとたんに、京都府委員会の土曜の定例宣伝が今日は京都駅でおこなわれるとのことで、さっそく宣伝カーに乗り込み街頭から最新の国会情勢を報告。
 なんといっても今国会で熱い焦点になっている問題は、建築物の耐震強度偽造問題。私は、11月29・30日におこなわれた国土交通委員会で明らかになった問題や、この問題の背景について訴えた。
 通行人が立ち止まって耳を傾ける姿が目立つ、やはりこの問題は国民の関心が高いことを実感した。

photo 京都駅から今度は左京区下鴨へ。梅木紀秀府会議員が「みんなのまちの公民館」として、下鴨東本町に開設している「フリースペースYOU」が、オープンして2年半にして同じビルの2階のフロアーに2階ホールを拡充するはこびになり、今日はそのお披露目会。
 ご挨拶と国会の最新の情勢報告ということで、ここでも耐震強度偽造事件について話しをした。
 今度に事件の背景については「姉歯建築士が計算書を偽造したことはもちろん許されないことではあるが、その背景に建設会社である『木村建設』から『もっと鉄筋を減らせ!』という圧力があったことが明らかになっている。私が国会で追及をすると、木村建設はこのような圧力を、姉歯事務所以外の設計事務所にもおこなっていて『それなりに努力してもらっている』という答弁をおこなっていることは重大だ」と指摘、安全よりも儲けを優先させる社会の風潮があることを厳しく批判した。
 また、国土交通省の責任についても「98年に建築基準法の改悪で、建築確認業務を規制緩和・民間開放を行った。
 当時、わが党の中島議員が指摘した『検査会社が儲けを優先して安かろう悪かろうの手抜き検査がおこなわれる』『自治体による街づくりの計画がないがしろにされる』などの問題が、今度の事件を通じて不幸ではあるが的中した」と述べて、国の責任が重大であることを指摘した。
 今後、被害者である居住者の安全や支援・救済策、既存マンション等の安全性の確認、再発防止のための方策、建設行政全般の改善、とくに安全をないがしろにする政治の根本的転換の必要性を訴えた。

(Update : 2005/12/03)