こくた恵二
こくたが駆く

厚生労働省前で座り込みを行って訴えた、韓国・台湾のハンセン病元患者のみなさんのこと

photo

 しんぶん「赤旗」日曜版の記者から、27日に厚生労働省前で、韓国と台湾のハンセン病の原告を激励したときの写真が送られて来ました。
 写真の男性は台湾の楽生院入所者で、今回の裁判の原告ではありませんが(戦後の入所であるため)、「わざわざ激励に来てくれてありがとう」と日本語で述べられました。「言葉につくせない大変な思いをなさったのですね。すべての被害者救済は当たり前のことです。皆さんの運動に励まされ、日本の世論が大きく盛り上がっています。私のほうこそありがとう」と、元患者の皆さんの前で抱擁を交わしたひとコマでした。
 また彼は、判決前後の一週間で、「人間の善を見ることができた」と話しておられ感動しました。

 日曜版の記者は、次のように語っています。
「原告の皆さんは土曜日に帰国されました。最後に韓国の原告にお話をうかがったとき、『判決直後はぼう然として、何も考えられなかったが、支援のおかげでここまで希望を持つことができた。あとは日本の皆さんに託します。たくさんの愛をありがとう。よろしくお願いします』とおっしゃっていました。なんとか、いい知らせを届けたいと思います」
 ほんとうに同感です。


(Update : 2005/11/02)