こくた恵二
こくたが駆く

今週の国会の動き

 今日は、衆議院本会議。小泉首相の所信表明が行われた。
 明後日(9月28日) 小泉首相の所信表明に対する、衆院での各党の代表質問が行われる。日本共産党からは、志位和夫委員長がたつ。
 その後の日程は、いまだに決まっていない。
 私は、衆院解散・総選挙後初の国会なのだから、キチンと予算委員会を開くべきであると主張している。
 自民、公明の与党は、郵政民営化法案についての本会議での議論をなしにしようとしている。
 冗談じゃない!衆院の新しい構成のもと(例えば自民だって80人を超える新人議員)一から堂々と議論すべきだ。だいたい、選挙後の世論調査では、「民営化の中身が分からない」と答えているのは7割を超えている。
 
 さて、小泉首相の「所信表明」だが、中身がまったくないと言って差し支えない。
 「郵政民営化の是非が問われたこの度の総選挙において、これに賛成する自由民主党及び公明党は、多くの国民の信任をいただきました」などと述べた。
 「直接」国民に「意思を確認したい」としているのならなおさらである。今度の選挙で国民全体の49%の支持しか得ていないではないか。
 何度も指摘しているが議席の「圧勝」と、圧倒的支持とは根本的に違う。
 「衆院選で小選挙区での自公両党の合計の得票は、実は49%しかない。郵政法案に反対した野党票全体の51%を下回った。」(読売9月25日付)との指摘もあるではないか。 

(Update : 2005/09/26)