こくた恵二
こくたが駆く

”五山の送り火”、青年と宣伝行動

 五山の送り火とは、8月16日に行う盂蘭盆会の魂送り(たまおくり)の行事。午後8時より、京都盆地の夜空に、東は、東山・大文字から、松ヶ崎の「妙」「法」、西賀茂船山の「船」がた(「ふながた」と呼ばれる)、そしてわが地元、大北山の「大」(東山の大に対して左大文字と呼ばれる)。さらに西にいって、嵯峨鳥居本の曼荼羅山では、鳥居形がともされる。

 室町時代に始まったとももっと古くからあったとも言われ、字型の始まりは、弘法大師「空海」説や五山僧横川景山(おうせんけいさん)説など等、諸説あり、京都の人に聞くと「あれは弘法さんがはじめはったんや(つまり平安中期!?)」という人も時々いるが、真相のほどは不明なのだそうだ。文献の初出展が慶長八年(1603年)であることから、おそらく室町時代以降というのが常識的な見方であろう。

 北大路駅で、青年主催の浴衣宣伝に参加。五山の送り火の由縁も解説しつつ、総選挙での訴えを行なう。

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 この日の送り火観賞も恒例行事。
 私が住まいする立命館大学近辺の町内会住民の皆さんが、大学の建物以学館の屋上で観賞。私が町内会長の時、大学と3年間交渉して、屋上を送り火観賞に開放してもらった。15年になる。
 ご町内と大学関係者にごあいさつし、日本共産党北地区委員会事務所の屋上へ飛ぶ。
 ここは、私の元町内。周囲に高い建物がなかったので、送り火の際は、日頃迷惑のかけっ放しの町民の皆さんを屋上に招待し観賞していただいたもの。
 マンションが周囲に立ち並び、「左大文字」と「船形」しか見えなくなったが、ご町内と、宣伝に参加の青年の皆さんが一緒に観賞。記念写真「ハイバター」「誰や『寅さん』の真似してる奴は」の声が弾ける。
 後ろの「左大文字」が見えるかな?

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(Update : 2005/08/16)