こくた恵二
こくたが駆く

戦後60周年国会決議をめぐって

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 今日開かれた衆院議院運営委員会の理事会で、私は、与党が提案した“戦後60周年国会決議案”について、「日本がおこなった侵略戦争と植民地支配によってアジア諸国に多大な損害と苦痛を与えたことを明確に反省する文言にするよう」提案した。
 この決議案は、与党が26日の理事会に提示し、8月2日の本会議で議決しようとしているもの。決議案は、日本の戦争責任について「わが国の過去の一時期の行為が他国民に与えた多大な苦難」と、あいまいにしている。
 私は、「過去の戦争について、政府がおこなった95年の『村山首相談話』や今年4月のアジア・アフリカ会議でおこなった小泉首相の演説で植民地支配と侵略戦争への反省に言及しており、その内容からも後退することは許されない」と指摘した。
 理事会後、党の控室で記者会見を開き、「戦後60年にあたり、国権の最高機関である国会が、歴史認識を真正面から掲げなければならない」と述べた。

(Update : 2005/07/29)