こくた恵二
こくたが駆く

「自立支援」法案=自民・公明の賛成で衆院通過

 「自立支援」の名のもとに、障害者の福祉サービスに一割負担を導入し、公費負担医療制度にも大幅な負担増を求める「障害者自立支援法」案が、一昨日の厚生労働委員会での可決をうけ、今日の衆院本会議で採決され、委員会同様、自民党、公明党の賛成で衆院を通過し、参議院へと闘いの舞台がうつった。日本共産党と民主党、社民党は反対した。
 参議院にいっても、廃案めざし、これからも私もいっしょに協力していく決意だ。

   ---車椅子が4台しか入らない---
 本会議を傍聴しようと、多くの障害者や家族が詰めかけた。アメリカの9・11テロ以降、傍聴には必ず議員の紹介が必要となっている。私のところにも“きょうされん”の方々をはじめ多くの問い合わせをいただき、私のところだけでも53名の方が傍聴に入られた。
 ところが残念なことに、現在の本会議傍聴席がある部分は傾斜が急なうえに、通路が狭い。そして車椅子スペースがなんと4台分しかないのだ。今日は、私が紹介した方以外にも車椅子の方がおられ全部で10台くらいになったが、結局抽選をして4台だけが傍聴席に入り、はずれた方は参観ホールというところでモニターを見ることになった。
 車椅子の国会議員もおり、議員が動くスペースでは不十分ながらバリアフリー化がすすんでいる。ところが委員会や本会議傍聴などでは、不便を感じるところがまだまだ残されている。今後調査が必要だ。

(Update : 2005/07/15)