こくた恵二
こくたが駆く

岩国のNLP移転反対集会に参加

「NLP。厚木基地移転許すな 6・19 岩国大集会に参加。山口県はもちろん、中国、四国を中心に3500人をこえる参加で成功した。岩国基地を包囲する「人間の鎖」を完成させ、「NLP移転反対」「岩国をイラク戦争の出撃の拠点にするな!」「憲法守れ」のシュプレヒコールを轟かせた。
 集会で私は、日本共産党を代表して連帯のあいさつを行なった。
岩国集会に参加のみなさん、日本共産党からは、仁比聡平参院議員、中林よし子前衆院議員、春名なおあき前衆院議員が参加しています。代表して私・こくた恵二が連帯のあいさつをいたします。
この集会が、山口県はもちろん中国・四国地方全県からのとりくみであること、在日米軍再編問題が大きな焦点になってるときに開催されたことに、尽力された実行委員会のみなさんにまず心から敬意を表し、感謝の拍手を贈りたいと思います。
●今アメリカのブッシュ政権は、大義のない無法なイラク戦争・占領を継続するとともに、こうした戦争を世界に拡大するための米軍再編を進めています。
 小泉内閣は、アメリカの要求に従い、「抑止力の維持と沖縄県民の負担軽減」を口実に、米陸軍第一軍団の司令部移転をはじめ在日米軍基地の強化・拡大、日米軍事同盟の侵略的強化を行なっています。
 岩国基地は、この米軍再編の矛盾の集中点として、米軍基地のたらいまわしによる基地の固定化、恒久化が狙われています。
神奈川県の厚木基地で行なわれているNLP訓練は、住民に耐え難い爆音被害を押し付けてきました。沖縄では昨年8月CH53D大型輸送ヘリの沖国大構内墜落事故に象徴されるように、命と暮らしが脅かされています。
ところが日米両国政府は、この犠牲を岩国基地周辺住民に押し付けようとしています。このような犠牲の拡大は断じて許せません。この集会を成功させ人間の鎖で包囲し、NLPの岩国移転を阻止しようではありませんか。
●岩国基地は、全国の在日米軍基地と同じく、イラク戦争・占領の最前線の出撃基地なっています。基地所属の海兵航空隊は、昨年10月佐世保を母港とする殴りこみ部隊・エセックス海兵遠征打撃軍の一翼を担ってイラク戦争に参戦。沖縄墜落事故を起こした大型輸送ヘリはこの岩国基地所属であり、イラクファルージャでの戦闘で海兵遠征隊とともに無差別攻撃を行なったことを米軍ニュースは報じています。ファルージャでは、無辜の民が殺りくされ、岩国基地がその出撃基地になったのです。
 このような悲惨な占領と米軍の横暴を一日も早く止めさせなければなりません。「アメリカはイラクから撤退せよ」の世論を広げ、「岩国基地を撤去せよ」の声を日本中に広げようではありませんか。
● 岩国基地のNLP基地化は、空母打撃群の戦闘能力を強化するものです。滑走路拡張
は、岩国基地を「殴りこみ部隊」海兵航空部隊の出撃基地としてますます拡大・強化するものです。アジアで平和の共同体づくりが進んでいる中で、米軍基地の拡大強化は「時代錯誤」ではないでしょうか。
 皆さんの闘いは、戦後60年居座り続けている米軍の基地の撤去を要求する運動の発展に大きく貢献するものです。アメリカの横暴をくい止め、世界とアジアの平和を実現する力です。日米安保条約ではなく、憲法9条を指針とする平和の日本をつくろうではありませんか。
●在日米軍基地再編に、多くの自治体、草の根から反対の声が巻き起こり、基地撤去の闘いが広がっています。沖縄の下地島では、再編計画と一体となった自衛隊誘致決を撤回させました。神奈川では、座間基地への司令部移転に座間と相模原の市長が先頭に立って反対署名を集め、座間市では10日間で人口の過半数が署名しています。浮上している殆どの自治体で、反対の声が大きくなっています。全国の闘いに呼応して開催されたこの集会を出発点にしてさらに運動を盛り上げましょう。「沖縄県民の負担軽減」を言うなら国内たらいまわしでなく、米軍基地を本国にお帰り願おうじゃありませんか。今や日本国民は「米軍基地と共存する」ことはできません。
 日本共産党は、皆さんと力を合わせ、「NLP移転反対」「岩国基地を撤去せよ」の先頭に立つことを表明してあいさつとします。

(Update : 2005/06/19)