こくた恵二
こくたが駆く

尼崎市議選告示 「党の8議席は住民の宝」   −午後はみどりまつり

photo 朝早くに京都を出発し、本日告示、6月5日投票で行われる尼崎市会議員選挙の応援に。
 定数45に対して、日本共産党からは8人が立候補している。8ヶ所でほぼ同時に行われる「出陣式」、近畿ブロックの3人の衆議院議員やふじき洋子元衆議院議員、中村兵庫県議団長など8人で分担して応援に、私は高橋ふじき候補の事務所へ。
 まずはじめに尼崎で起きた脱線事故の犠牲者の皆さんへの哀悼の意と、怪我をされた皆さんの一日も早い回復を願う、と述べたのちに、この事故を通じて明らかになった儲け優先の社会のあり方と、それを後押ししてきた国の規制緩和路線を指摘、「安全まで民営化してしまったところに問題の根本がある」と批判した。
 また、税金の無駄遣いを無くすことを公約して白井市長が誕生したもとで、尼崎で税金の無駄遣いを前市長の時代から一貫して批判してきたのは日本共産党だけであり、「党の8議席は無駄遣いをやめさせ住民のくらし福祉を守る宝の議席です。大型開発とゆがんだ同和行政という二つのムダにメスを入れることのできる、高橋候補を皆さんの力で押し上げてほしい」と訴えた。

 出陣式が終わると京都へとんぼ返り。京都市北区の船岡山公園でおこなわれた「みどりまつり」に参加、約30分の記念講演を行った。
 まずはじめにJR西日本脱線事故問題について「防ぐことができなかったのかという角度から追求することが大事、2002年の京都駅での異常接近事故では事故調査委員会が『余裕時間なしのダイヤが原因』と指摘していたし、2004年には、神戸線で起きた救急隊員が犠牲になった事故で大阪地裁から『運転再開を優先させすぎたことが原因』と指摘されていた」「それぞれの時点で今回の事故を防ぐ手立てが打てたはずだったのに、それどころか、JRはスピードアップ・過密ダイヤを加速させるダイヤ変更を行ったし、国土交通省もそれを了承していた」と指摘した。また「国会ではたった15分の質問だったが核心をつく質問をしたので、NHKのクローズアップ現代では私が委員会で示したパネルがそっくりそのまま使用されていた」というエピソードも紹介した。
 その後、戦後60年・憲法改悪の動きや歴史認識問題について、「小泉首相は罪を憎んで人を憎まずといっていたが、彼の認識はA級戦犯には罪はなかったという認識だ」と批判し、そもそも靖国神社が太平洋戦争を大東亜戦争と呼び、A級戦犯を昭和殉難者と呼ぶなど、あの戦争を侵略と認めずに正義の戦争と位置付けることを目的に設立していることを、靖国神社が発行しているパンフレットの実物を示しながら指摘した。
 そして、日本の外交のゆきづまりは、過去の戦争得の日本政府の無反省な態度に原因があることを指摘し、あの戦争中から侵略戦争に反対してきた日本共産党の一員として、この問題でどうどうと平和な日本・平和なアジアを作るために奮闘する決意を述べた。
 炎天下で(写真下)、参加していただいた多くの皆さんに心から感謝申し上げるものです。お疲れが出ませんように。

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(Update : 2005/05/29)