ＮＨＫ日曜討論に出演

　ＮＨＫ日曜討論に出演。テーマは郵政民営化法案の審議や憲法「改正」について、各党の国会対策委員長が議論した。
　自民党の中川秀直国対委員長は、「（郵政民営化は）小さな政府のスタートだ」などと発言。私は、「郵便局は職員の人件費について一銭も税金を使ったことはない。大きな政府・小さな政府は関係ない」と指摘し「なぜ民営化するのか国民は依然としてわからない」「身近で小口のお金を大事に扱ってくれる郵便局をなくすのはおかしい」と批判した。　また、特殊法人への金の流れや無駄遣いについても「そこにメスを入れる議論をすれば良い話であり、民営化の理由にはならない」とのべた。

　憲法「改正」問題では、自民党の中川氏が「今国会で国民投票法案を成立させたい」と発言、民主党の鉢呂吉雄国対委員長は「これから党内で議論をする」公明党の東順治国対委員長は「自民と民主のコンセンサスを得られれば早くやるべき」とのべたのに対し、私は「国民投票法案は憲法改悪のための『憲法改正手続き法』だ」「９条に自衛隊を明記すると、『自衛隊は戦力ではない』という建前から、政府はこれまで武力行使を目的とした海外派兵や集団的自衛権の行使、国連軍への参加は出来ないとしてきたが、これが可能になる仕掛けができるということだ」と、反対の立場を強調した。

（Update : 2005/05/22）