こくた恵二
こくたが駆く

『京都百景』・・・今月は、西陣の町並み

photo

 今年からは毎月のペースで更新しますと宣言した「こだわり近畿・こだわり京都」のページ。実は、新コーナーの『京都百景』で地道に毎月更新を続けているのだが、このことはあまり知られていない(私の秘書ですら知っているかどうか怪しい)。
 ということで、たまにはこのメインコーナーでアピールしておくのも良いだろう。
 5月の絵は「西陣・畠山町と一松町」である。私の西陣織への思い入れを汲みとって、この絵を選んでいただいた蓮佛さんの心配りに感激。紹介されているように、普通の町並みの中に伝統産業の仕事場が『根付いて』『内在』しているのが京都の町なのだ。
西陣織に代表される伝統産業のまちなみ、そして機音は、古都・京都の原風景である。
いまでも機音が聞こえる、往時のようにとはいかないが、柏野や紫野、待鳳、翔鸞などの北区、上京区の狭いロウジを歩くと聞こえるしほっとするのは私だけではあるまい。
織物が行き来するだけでない、生活もまた行き来するまちなのである。二十を超える工程をささえるかのように軒を連ねているのである。

 実は、京都百景の本の中に西陣の町の絵は2枚あって、蓮佛さんがどちらを選んで文書を書いたのか、ページを作成してる業者さんに伝わって無かったらしく、作成担当者さんが『あれ?2枚あるぞ、、、えーい2枚とも良い絵だしサービスで両方載せちゃおう!』と今月は絵が2枚になっているとのこと。
 ナイスな判断であり、こちらとしても願ったりである。

photo

(Update : 2005/05/04)