こくた恵二
こくたが駆く

国土交通委員会で質問

photo 少し急ぎ足で歩くと汗ばむ陽気になってきた。相変わらず国会を走っている。
 8時過ぎ国会事務所に、9時前から日本共産党国会対策委員会打ち合わせ。9時40分、国土交通委員会理事会、直ちに委員会。10時50分質問、11時20分委員会終了。11時からの議院運営委員会理事会は、国土交通委員会の質問中ゆえ、塩川議員に代理出席を依頼。12時、議院運営委員会。12時40分代議士会で本日の本会議の打ち合わせ。
 13時本会議。終了後議院運営委員会庶務小委員会、14時同じく図書小委員会。
 鉢呂吉雄民主党国会対策委員長と懇談。
ざっとこのような一日だった。
 国土交通委員会では、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」に関連して議論が行なわれた。
 この法律は、公共工事の入札の際、価格だけではなく受注企業からの技術提案を重視し、工事の品質を確保しようというもの。
 私は、「公共工事の品質確保は当然のこと。そのために今まで『入札契約適正化法』『公共工事の入札及び契約の適正化を図るための措置に関する指針』(閣議決定)などで、品質確保のための手立ては行なわれてきた。問題はその運用の徹底が芳しくないこともあるが、「品質」を低下させる実態=手抜き工事などが発生する要因にメスを入れることが必要だ」と主張。
 「公共工事の品質確保には、元請が下請け、孫請け、労働者に負担を強いる建設業界の重層的な構造のもとで、実際に工事を行なう現場の実態に着目して改善することが重要なのだ」と指摘。
 私は、自民、公明、民主三党の品質確保法案に次のような修正提案を行った。
 「直接、公共工事を施工する事業者の対価、及び作業に従事する労働者の賃金、労働時間等の労働条件を適正に確保すること」の文言。
 残念ながら、三党はこの意見を受け入れなかった。したがって、その不十分さを指摘し法案には反対した。
 なお、全建総連や建設関係労働組合をはじめ、公共事業にかかわる労働団体が全国で「公契約法・条例」制定めざして運動していることを紹介し、いよいよ国の制度としても検討すべきだと提案した。

(Update : 2005/03/18)