こくた恵二
こくたが駆く

今日から始まります! 2.6京都一区演説会、 その1

photo 2月6日、京都一区演説会の私の話を、お約束通り、この場に再現。50分にわたりお話したので、何回かに分け、大要を掲載する。おつきあいください。



みなさんこんにちは、国会対策委員長の穀田です。今日は寒い日にかかわらず、一区演説会においでいただき、ありがとうございます。

【一、戦後60年、日本をどうする】
 戦後60年を迎えた今日、日本共産党は『日本をどうするか』ということについて昨年、新しい綱領をきめてその方向性を明らかにしました。@「外交」で言えば、アメリカ言いなりの政治を根源から断ち切って、独立平和の日本を作ろう。A「経済」の考え方では、大企業・財界の横暴を抑えて国民のくらし第一の経済に改革を図ろうではないかということ。B「憲法と民主主義」の問題では、憲法の全条項をまもって、憲法を生かした国づくりを進めよう。
この3つが私どもの改革の道筋であり、『日本をどうするか』についての方向性であります。
 わたしたち日本共産党は国民多数の共感と合意を得て、民主連合政府をつくっていこうじゃないかという展望を明らかにしているところです。
 選挙では一進一退ばかりではないか、とおっしゃる方もおられます。しかし今の日本の政治のありようをしっかり見据えるうえで、歴史を縦糸として、世界の動きを横糸として、二つの大局的な、大きな視野でいまの日本を見た場合、前途は洋々としている、われわれの展望は十分にあるということを、今日はお話したいと思います。

【二、歴史を縦糸としてみた場合】
T.理念なし、希望を語れない自民党政治
 第一にお話ししたいのは、歴史を縦糸としてみた場合、日本の状況はどうなっているのかということです。
 自民党の政治はどうなっているか。60年代〜70年代にかけて、池田内閣は所得倍増・高度経済成長といった、経済成長によって将来展望を描きました。また、田中内閣は日本列島改造論、福田内閣は福祉元年、いろいろ欠陥はありながら、60年代、70年代までは自民党なりに、国民に「希望」「展望」を語り「どういう日本をつくるのか」を語ったものでした。
 しかし、小泉内閣の3年経てどうでしょう、就任そうそう、「痛みを我慢すれば明日がある」と語りました。しかし痛みを我慢し続けてきて、明日があったでしょうか。痛みだけ押し付けて明日を語れないというのが、自民党政治の今日ではないでしょうか。
 さてそこで、日本の政治は二つの根本的な「ゆがみ」を持っているということを告発したいと思います。一つは『アメリカ言いなりの政治がある』という問題、もう一つは『大企業・財界中心の政治が横行している』という問題です。

(Update : 2005/02/15)