こくた恵二
こくたが駆く

連日の議院運営委員会始まる

 21日から第162国会が開会する。4時から、議院運営委員会が開かれ、当日のスケジュールについて議論された。
 21日は、補正予算・本予算が同時に提出される。議論の仕方について、民主党から「補正と本予算の本会議を別々に」という提案が行われ、一致せず、明日再度協議することとなった。
 ただ、当日の本会議で、昨年末のスマトラ島沖大地震・大津波の犠牲者に黙祷を捧げ、下記の決議を行うこと。また義援金を議員一人あたり1万円拠出し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)に送ることを全会一致で決定した。
 19日は9時から野党国会対策委員長会談、10時からは与野党国対委員長会談が予定されている。いよいよ忙しくなってきた。



     大規模災害に際し国際的支援活動において
         我が国が果たすべき役割に関する決議(案)

 昨年12月26日に発生したスマトラ島沖大地震・大津波は、被災国の人々はもとより、我が国を含む世界中の多くの人々に甚大な被害をもたらした。
 本院は、今回の大津波で尊い命を落とされた人々に対し、心からの哀悼の意を表するとともに、ご家族や関係者のみなさまの深遠なる悲しみを分かち合うものである。
 今回の大津波で最も大きな被害を受けたのは、アジア諸国である。本院は、アジアの一員である我が国にとって、アジアにおける大災害は我々自身の問題でもあると認識し、緊急支援、並びに被災国の一刻も早い復旧復興のために最大限の支援の手を差し伸べることが、我が国の重大な責務であることをあらためて確認する。
 よって政府は、資金協力、人的貢献、知見活用の各般において、既に実施している緊急支援に加え、国際社会との協調の下、社会基盤への深刻な打撃を受けた被災国の中長期的な復旧復興につながる支援に全力を傾注するとともに、国際社会の支援活動において積極的かつ主体的役割を果たすべきである。
 また、神戸で開催されて国連防災世界会議の成果も踏まえつつ、インド洋津波早期警戒メカニズムの構築へ向けた国際努力にも、今後とも積極的に貢献すべきである。
 右決議する。

(Update : 2005/01/18)