こくた恵二
こくたが駆く

今年の漢字は「災」

 今年の漢字は、「災」と決まった。一年の世相を表す一文字である。
 清水寺の森清範貫主が、漢字能力検定協会の「今年の一文字」に寄せられた一番多数のこの字を一気に書き上げた。
 この行事が始まった10年前の字は「震」であった。
 森貫主は「災い転じて福となす、いい年になってほしいという心が潜んでいる」と話されていた。
 その通りだ。福となす希望が託されているのだ。
 災いを少なくすること、被害を和らげること、立ち直りを支援することが政治の役割ではないだろうか。庶民の願いがそこにある。
 阪神大震災10年を迎えようとする来年を、そういう年にするために頑張りたい。 

(Update : 2004/12/13)