こくた恵二
こくたが駆く

河野議長、胡錦濤主席と会談。

 今日の中心は、何と言っても胡錦濤中国国家主席と河野衆院議長の人民大会堂における会談でした。私も同席。
 両者は日中関係の発展は、アジアと世界に平和と発展をもたらす点を確認。
 その上で胡氏は「当面の急務は靖国神社参拝問題の妥当な処理である。長引けば中国人民の感情を一層傷つけ諸分野に悪影響をもたらす。三つの政治的文書の精神を守り、『歴史を鑑とし未来にむかうに』との立場を堅持すれば政治的決断はむつかしくない」と指摘。
 この問題で河野氏は、「小泉総理の真意は、『二度と戦争はしない』という考え方であり、アジアの方々、中国で多くの犠牲を強い迷惑をかけたと認識を持っている。小泉総理の『14人の軍国主義者のために245万人の戦死者を祀れないのは納得できない』という主張は、国際的に通用するかというと、そうではない。国際社会の中でどうすれば理解が得られるか、自分には自分の考えがある」と発言した。
 夜は、曾慶紅国家副主席との会談が行われた。
私は、曾慶紅氏に「アジア政党会議の成功のための尽力に心から敬意を表します。『北京宣言』は内容的にも非常に優れた文書でした」と語りました。曾氏は「ありがとう」と笑顔で答えました。
 武副部長、孔副司長ら出席者と、北京宣言の意義や、日本在任中の活動などについて、夕食をともにしながら交歓しました。


(Update : 2004/09/23)