こくた恵二
こくたが駆く

河野議長訪中団の活動。9月21日

 朝は、訪中団の宿舎である北京貴賓楼の真隣、菖蒲河公園から天安門まで散歩。少し肌寒かったのは朝のうちだけ。抜けるような真っ青な空。汗ばむ感じ。
 午前は、天壇公園を視察。中国最大の壇廟建設、皇帝が五穀豊穣を祈ったところとか。午後からは、河野議長訪中団の一員として、唐家せん国務委員との会見に同席。
 唐国務委員より、北京で大規模な大使会議が開催され、日中関係の重要性をあらためて確認したことが最初に紹介があった。
 中国としては、三つの政治文書(72年国交正常化の共同声明、78年平和友好条約、98年共同宣言)に基いて、歴史を鑑として未来に向かい、平和友好、善隣互恵、Win−Winの新たな中日友好を築きたいとの発言。歴史問題と台湾問題についても言及した。
 河野議長は、中国の外交について、国際政治の中で注目を浴びているとして、北朝鮮核開発問題をめぐる6ヵ国協議での役割を高く評価した。(この点はまったく同感)
 日中間の心配は歴史問題は留意しなければならない点であり、日中の長い歴史を踏まえ双方の次の世代に対して伝える必要があると発言。
 さらに夜は盛華仁全人代副委員長兼秘書長と会見。話題はもっぱら議会間の交流問題。
 盛華仁氏からはこの間全人大が進めてきた中・米議員間交流の経験を交えながら「中・日議員同士の各レベル、各チャンネルの交流と連携を強化させること」との提案があった。
 河野議長からは、「双方の交流で、日本の国会には様々な意見があることを知ってもらう点に意味がある」と発言。
 請われて、私も「議長の発言に賛成。日本の国会には内政・外交についていろんな意見があることをぜひ知ってもらい、直接交流で議論を大いに闘わせたい」と発言した。
 

(Update : 2004/09/22)