こくた恵二
こくたが駆く

プロ野球オーナー会議の決定に異議あり!

 プロ野球のオーナー会議は、オリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併を承認した。問答無用の態度はケシカランと思う。
 プロ野球の本当の発展をファンや選手と真摯に考えていこうとする態度が全くない。東京高裁もNPB(日本プロフェッショナル野球組織)に対して「(選手会との)誠実な交渉義務を尽くさねば不当労働行為にもなる」と異例の警告を行っているのである。
 先日のファンの集いに向け緊急出版された「決意!合併・1リーグ制NO!宣言」(古田敦也会長&日本プロ野球選手会編)の一読をお勧めする。いまプロ野球で何が問題になっているか、疑問氷解の書物であり、プロ野球の発展をともに考えようという熱情が伝わってくる。
 「球団経営を透明にしてほしい」「球団にはファンへの説明責任がある」など至極もっともな意見に同意する。
 「『たかが選手』は 僕たち全員に向けられれた 言葉だと思いました」(磯部公一バファローズ選手会会長)、「巨人の選手であると同時に 12球団の一員です」(高橋由伸ジャイアンツ選手会会長)の意見も掲載されている。いっぺんに選手たちが好きになった。がんばれ選手会。

(Update : 2004/09/10)