こくた恵二
こくたが駆く

参院選政策を発表、年金改悪法案で記者会見

 2日、市田書記局長が国会内で、記者会見し、参議院選挙にのぞむ日本共産党の政策「政治のゆがみをただす本物の改革をすすめ、国民が希望をもてる日本をめざします」を発表しました。小池晃政策委員長と私が同席しました。

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 政策発表に先立ち、国会内で記者会見し、3日の参議院厚生労働委員会での年金改悪法案の採決は認められないとする日本共産党の立場を明らかにしました。
 第1に、中央公聴会を開催せずに採決することは許されないと強調。与党側も当初からその重要性を認め、開催に「誠心誠意努力する」とのべていたことを指摘し、国民の関心も高く徹底審議が求められている年金問題で公聴会を開くのはあまりに当然のことだとのべました。
 第2に、自民党が立法に携わる国会議員の責任として国民年金の未納・未加入状況を公表していない問題について、参議院厚生労働委員会の自民党委員すら納付状況を公表していないと指摘し、ただちに明らかにするように求めました。
 第3に、参議院の審議では、「給付は現役時代の50%を保証」「保険料に上限を設けた」という政府の2枚看板に偽りがあることがあきらかになり、国民の生存権を侵害する重大な問題法案をこのまま採決するのは許されないと強調しました。
 また、保険料の引き上げが雇用や日本経済にどのような影響を与えるのかなど、未解明の重要な問題点を明らかにしていないと指摘しました。
 第4に、公明党が「廃案にすると年金財政に穴があく」などとして国民をおどして無理やり法案を通そうとしていることについて、国民に新たな負担と給付減をおしつけることこそ問題であり、圧倒的多数の国民にこたえて廃案にすることこそ求められているとのべました。

(Update : 2004/06/02)