こくた恵二
こくたが駆く

国賠同盟の議長要請、ヨルダン議員との懇談

 18日、戦前、戦争に反対した人々を治安維持法により逮捕、拷問、投獄した日本政府に対し、謝罪と賠償を求めている治安維持法犠牲者国家賠償要求同盟(中西三洋会長)の代表が、「犠牲者への国家賠償法」の制定を求め、河野洋平衆議院議長に面会して要請しました。
 国賠同盟の松崎濱子顧問は91歳。戦前、地下鉄銀座線で出札係として働いていたそうです。徴兵を理由とした運転手への退職強要、賃下げなどに抗議してストライキをたたかい勝利した、いわゆる「もぐら争議」に参加したことで、18歳で特高警察につかまり、帯を取り上げられて、けとばされて裸にされたり、夜中に拷問にあっている人のうめき声を聞いたことなど、生々しく証言しました。
 松崎さんは、「『ごめんなさい』のことばもなく今に至っている。せめて謝っていただきたい」と河野議長に訴えました。松崎さんの重いことばに、河野議長は、「日頃見落としていることを再認識した」と答えました。

photo

 同日夜、衆議院議長公邸で開かれたヨルダンの国会議員を歓迎するレセプションに出席し、記念撮影。

photo

(Update : 2004/05/18)